ラーメン&つけ麺食べ歩き
よかろうもん
(東京都 墨田区)

店名 博多ラーメン よかろうもん(よかろうもん)
住所等 東京都墨田区緑3-17-8 【地図表示】
禁煙 タバコ可(灰皿あり)
訪問日 2004年6月上旬 ラーメン 600円
2004年7月下旬 手羽煮ラーメン 860円 
2004年9月中旬 ラーメン(こってり)600円 + 替玉(無料)
2004年12月中旬 ラーメン(こってり)600円 



〜よかろうもん その1〜

(各写真はクリックで拡大します)




到着しました。
錦糸町駅、両国駅、菊川駅が最寄駅。
目の前は都バスの停留所。






緑色の看板が目立ちますな。
住所が墨田区「緑」だからかな?
沢山のメニューが貼り付けてあります。






横長の店内はなかなかの豚臭さ。
でも清掃はきちんとしています。






青いメニューがイカス〜。
トッピング系がかなーり充実してますな。
初訪問なので普通のラーメンを注文。






ほぅ・・・つまみやドリンク類も多数。
博多の屋台の「飲んで、食べて」という
雰囲気を大切にしているようです。






壁にもメニューが多数。






カウンター上に大好きな鶏の手羽先を発見!
これがまたビールと最高の相性なんですな。










2004年6月上旬 ラーメン 600円



独特なコクと臭みは「豚の頭」から。
しっかりした旨味の固さは「豚骨」から。
ねっとりする高濃度のゼラチンは「豚足」かな?

まさに豚一匹「丸ごと」使った旨いスープですな。
しかも、添加物感がないのは超貴重。




2004年6月上旬 ラーメン 600円

昔ながらの本場のスタイルを貫き通す博多ラーメン。そして、都内でも有数の強烈な豚臭さが漂うスープのお店として知られている。
到着してみると看板が緑色なのは珍しい。お店の住所が「墨田区緑」だからかと想像。店内は奥行きがなく、横に長いタイプで、右側がカウンター席8席ほど、左側は長いテーブルが一卓ある。扉や窓が一面に開け放たれているため、店の周囲にはなかなかの豚の匂いが漂っている。

しかし、店内に入ってしまうと、逆に覚悟が出来てしまうせいか匂いはあまり気にはならなかった。清掃も丁寧に行き届いている。
どうやら「御天」と関連のあるお店らしい。登場したラーメンは、小振りな器に、文字の書かれた海苔、グレーの極細麺など、出てきたラーメンの外観も「御天」と非常に良く似ている。

スープからは、ビンビンに豚の臭みがやって来るが、それゆえ本物の「豚頭」を大量に使っている証拠でもあり、好きな人にとってはむしろ喜ばしい匂いと映るだろう。
最初こそ脂が浮いて見えるが、その下にはさらに数倍のゼラチン層が待機している。自分の知る限り過去最濃のゼラチン質スープである。
食べ始めると両者が混濁して、脂は目立たなくなる。豚骨や背骨から出たと思われる骨髄の旨味、豚足から出たと思われる大量のゼラチン質、そして何より豚の頭(脳みそ)から出たと思われる猛烈なコク・・・・それらの複雑な旨味が重なり合って、からみ合って、まさに限界まで分厚く溶け込んだスープだ。

動物性ゼラチン質のお陰で、まるで片栗粉をお湯で溶かしたようなネットリ感、、もしくは葛湯のようなトロリ感があり、麺をすすると同時に大量のスープをからめとるような感じになる。スープだけを飲んでいると、途中、濃いゼラチンが喉にひっかかる感じになったり、唇がゼラチンでピトピトに接着されてしまう感じになったりする。

あえて臭み消しの香草や野菜を使わず、豚だけを強烈な火力で長時間焚き出した「豚そのままの味」と言うことらしい。このちょっと醗酵したような独特な匂いにヤミツキになる人が続出するのもうなづける。しかし、匂いの強烈さに比較すると、スープの中で骨髄がジャリジャリするような感じではないし、また、塩分が非常に控えめで、化学調味料に頼った感じもなく、スープの後味が意外なほど非常にすっきりしているのは本当に素晴らしい。

ごくたまに、「よかろうもんの」スープは、脂が多すぎるとか、旨味が薄いとか・・・・いう話を聞くことがある。
しかし、脂(ラード)が多いのではなくゼラチン質が多いのである。ゼラチン質は脂肪ではなくたんぱく質の一種なので完全な別物だ。
また、旨味が薄いのではなく、化学調味料や塩をほとんど使っていない(控えている)だけだと思う。
つまり、濃い味付けで誤魔化すのではなく、虚飾を排し、本当に素材である「豚の味」だけを大切に味わって欲しいというお店の姿勢の現れなのだと思う。

もしも、この重厚な本物感に満ち満ちたスープをもってしても、「薄い」とか「濃度がない」と感じてしまう人は・・・・化学調味料を持参するか、卓上の「旨味汁」というタレを入れると良いかも知れない。
その他、半分だけすられた白ゴマ、おろしニンニク、辛子高菜、紅ショウガなどの定番の薬味が無料で入れ放題となっている。しかし、この超濃密スープの前では、これらの強烈な薬味を入れても、まるでオブラートのようなゼラチン網に包囲され、さすがの薬味も陰に隠れがちなほどだ。

麺は、濃いグレー色で、玄米パンを連想するようなやや素朴な風味のもの。固さ指定をしなかったら多少柔らかめで出て来た。この麺もやはり「御天」と良く似ている。替え玉前提なので量はさほど多くない。チャーシューは小さいうえ、味わおうとするのを、まるで拒否するかのようにグニグニと身をよじって喉の奥へと逃げ込まれてしまった。

麺を食べ終え、再びスープを飲み始めると、一口、また一口、もう一口と・・・飲む手がまったく止まらなくなる。衝動にかられる感じで食べ尽くし飲み尽くしてしまう感じだ。
しかし、ちょっと気になるのは食べ終えてから2〜3時間は、例の豚臭ささがとれない。服や髪についたのか、胃の中から呼気に混じって出てくるのか、ちょっと醗酵した肉のような独特な匂い、特有の酸っぱい感じの匂いなので、営業職の人やデート前の食事には気をつけた方が良いかも知れない。

また、お酒も数種類置いてあり夜は飲む客も多いようで、いろいろなおつまみに混じって、鶏の手羽先煮が置いてあった。これまた「超」のつく「ゼラチン(コラーゲン)の元」である。この手羽先をツマミにビールで一杯やって、締めにこのラーメンを食べれば、ゼラチン半月分くらいは摂取できるかも知れない。
ちなみに、動物のたんぱく質の一種であるコラーゲンを煮沸して水溶性に変えた状態のことをゼラチンと言う。したがってゼラチンは肌の色ツヤや張りを保つ美容成分としても有名。店内は男性の姿ばかりだが、本来なら美容に気づかう女性にこそ利用して欲しいお店かも知れない。

訪問時、お店は男性店員さんお二人で切り盛りされていたが、お二人とも本当に気さくで、明るくて、自然体で、非常に感じが良かった。これだけのスープを毎日仕込むのは本当に大変だろうと思うが、その苦労を笑顔へと変えるすべを知っているという感じだった。

時代の流れなのか、本場の博多でもこういった豚だけをとことん焚き出した臭みの強いスープのラーメンは、次第に少なくなっているという話を聞いたことがある。
そんな中、こちらのお店は、遠い東京の地で、妥協せず、迎合せず、あくまで自分たちのスタイルを明確に貫き通しているのは素晴らしい。


(麺は完食。スープも完飲。)




↓続きあり






〜よかろうもん その2〜




夕方の薄暮の頃に再訪。
緑の看板がいい感じです。
きっとバス待ちの人は、よかろうもんの
スープの匂いが無料で楽しめますね。






営業時間。
平日の昼2時までは
替玉かライスがサービス。






真剣な表情で調理してくれる店員さん。
頭上に「スープ濃度」や「麺の固さ」が
選べる旨の貼り紙があります。










2004年7月下旬 手羽煮ラーメン 860円 



うーん、おいしいですね。
この濃厚スープは都内でも本当に希少ですな。
自分達のスタイルを妥協せず、明確に貫き通しています。

手羽も入って超ヘルシーなゼラチンがどっさり。
もしサプリメントで買ったら何千円分にもなるでしょう。
週一で食べれば肌がツヤツヤですな。
*(゚∀゚)*









表面近くはほとんどゼリー状のスープ。
要は「ゼリー」=「ゼラチン」という事ですね。
レンゲの先からのしずくは既に半固形。






分厚いゼラチン層がキラキラと輝きます。
まるで流動性固体のようなスープ。
もし、「こってりで」と頼めば、
さらに、さらーに、濃くしてくれますぞ。
( ´∀`)






絶妙に「たおやかな」食感の極細麺。
芯の固さはきちんと残っています。






ナチュラルな薄味でおいしい手羽煮
by ショウガ風味 です。
これもゼラチン質の塊りですな。




2004年7月下旬 手羽煮ラーメン 860円 

前回は昼間だったので、夜の部ならスープが煮詰まってさらに濃くなっているかと想像し、今回は夕方に訪問。やはり、お店に近づくにつれ独特な豚臭さが漂ってくる。
手羽煮が美味しそうだったので手羽煮ラーメンを注文してみた。

結果として、今回の方がゼラチンの粘度が落ち着いているというか、「ネットリ」だけでなく、その下に「サラサラ」としたとスープとの融合度の高さが感じられた。ただ、それは「こなれている」というだけであって、夕方の部ならではの特段の濃さは感じなかった。しかし、改めて味わってみると、やはり、豚の旨味や、クセ、コクというものを非常に上手に取り出し、かつ、上手に一つにまとめているスープであると思う。塩分や化学調味料もかなり控えめでありながら、飲めば明確に「美味しい」と思わせられてしまう。豚の臭みも、慣れてくると臭みと言うより心地よい「コク」に感じられて来る。
また、スープだけでなく、麺もかなり美味しい。やはり今回も固さ指定をしなかったら多少柔らかめで出て来たが、この柔らかさが絶妙な「たおやかな」食感となって、このゼラチンたっぷりのスープとは、むしろ「食感の一致」があってベストマッチな気がする。柔らかいとは言え、中心の芯の固さはきちんと残っているので、より一層に極細麺に感じるのも嬉しい。
チャーシューは前回よりもちょっと大きめだったが、食感は相変わらず。

手羽先は2本入っていた。極めてナチュラルな薄味だがショウガの味付けを感じる。ただ、小骨が多いのでちょっと食べづらく感じられ、食べるのに割と時間がかかる。せっかくのトッピングを最後まで手付かずという訳にもいかず、手羽を食べているとどうしても麺がふやけてしまうジレンマがある。手羽は余計な味付けがないので安心して食べられるうえ美味しいが、やはり別皿でラーメンの前か後に食べるのが良いかも知れない。

今回も途中でニンニクや辛子高菜を入れたが、やはりこの流動性固体のようなスープの中に「閉じ込められてしまう」感じで、ガツンと効いてくる事はない。
いずれにしても、今回も当然のようにスープまで完飲してしまった。

食べ終えると、大量のゼラチンのせいか、まるで「ツバメの巣」や「フカヒレ姿煮」などの高級中国宮廷料理でも食べたような、独特な濃厚ゼラチン系の満足感がある。
どうやら都内の本場志向の博多豚骨ラーメンの中では、最もお気に入りのお店になりそうだ。要するに、この味に「ハマった」という事だろう。
また前回、見落としてしまっていたが、店入口の表示によると平日の昼2時までは、替玉かライスがサービスされるようだ。


(麺は完食。スープも完飲。)




↓続きあり






〜よかろうもん その3〜










2004年9月中旬 ラーメン(こってり)+替玉(無料) 600円



開店直後だったせいか、スープが「若い」印象でした。
その分、一般ウケというか、食べ易いですね。

「バリカタ」にした麺は歯切れが今ひとつで、
個人的には「普通」がベストかな。









「こってり」指定のスープの表面。

ゼラチンの量や旨味は豊かなものの、
スープが若い分、煮詰まったような
「ゼリーっぽさ」はないですな。






【動画】(約4.1MB)

よかろうもん独特のスープと麺の様子を動画でチェック。
「コッテリ」指定のスープですが、
この日は見た目も割とサラッとしてますね。
いかにも午前中の出来立てスープと言う感じ・・。
麺は「バリカタ」指定なのでカドが立ってる印象です。




2004年9月中旬 ラーメン(こってり)+替玉(無料) 600円

昼の2時まで替玉サービス(日・祭日は除く)に釣られて昼の12時に再度訪問。ほぼ満席である。
しかし、私が既にこちらの匂いに慣れてしまったのかも知れないが、今回は店内の豚臭さはあまり感じられなかった。初めて「バリカタ」、そして「コッテリ」で注文。

どれだけスープが濃くなるのか、非常に楽しみで、ワクワクしながらカウンター席で待つこと数分・・・登場したラーメンは、前回食べた時のような、「ギラギラ」輝くほどの、分厚いゼラチン層を期待したのだが、下のスープとの境界も不鮮明な「トローン」とした大人しめなゼラチン層であった。受け取る時に「これ、こってりですよね?」と念を押したら、「はい」と言われたので間違いなく「こってり」のはずなのだが・・。
実際に飲んでみても、前回の時のような「ザラザラ」するほどの、まるで既に固まり始めているようなゼラチン質は感じられず、まったりとしながらも「トロトロ」と控えめな食感だ。そのため、スープの味や旨味は変わらないのだが、あの半固形で高粘度のスープの「ノドが詰まるような」独特の濃い食感はない。ただ、何と言うか、スープが「薄い」というのではなく、まだ「若い」という印象だ。あくまで出来立てで、まだあまり煮詰まっていないというイメージ。

今回は開店直後の「昼12時」であり、過去の訪問を良く思い出してみると・・・・訪問時間が遅いほどスープの「ゼリー感」が強く感じた。やはりどうやら、一日の時間帯によって、スープの性格がある程度変わるのかも知れない。今回のスープは、これはこれで「フレッシュ」な感じがして悪くはないと思うし、むしろ一般ウケしそうである。しかし、やはり今回、「こってり」で私が期待したイメージとはちょっと違っていた。
しかし、そう考えると、こちらのお店は深夜の2時半までやっているので、閉店ギリギリの深夜遅くのスープなどは、かなり煮詰まっているのではないか、ほとんど「煮コゴリ」状態になっているのではないか、という想像してしまう。

また、初めて「バリカタ」にしてみた極細麺は、確かに固くなっていたが、小気味良い「ザクザク」とした固さというよりも、妙に歯切れの悪い「ウネウネ」とした固さに感じられてしまい、これもちょっと私の予想とは違っていた。口に入れた瞬間は良いのだが、噛み切ろうとすると、いかにも「生」っぽい麺の歯応えで、そのためか麺が「ねじ切れる」感覚で、歯切れが明快なものに感じられない。
確認のために、サービスの替玉も「バリカタ」で頼んだが、やはり食感は同一だった。あくまで個人的な好みとしてだが、「よかろうもん」では、麺の茹で方は「普通」が私には合っているようだと感じた。
チャーシューはいつも通りの小さく薄く味の控えめなものだが、その控えめな存在感が、このラーメンのキャラクターには妙にピッタリと合う。

替玉分は、無料薬味の辛子高菜とニンニクとゴマをたっぷりと入れて食べると、やはり多量の素材と手間のかかった「本物」の博多ラーメンである事は間違いない美味しさ。あっと言う間に替玉も食べ切り、スープも最後まで飲み干してしまった。
若い印象のスープではあったものの、実際、少し指についたスープが、まるで木工ボンドのようにネチッネチッとして、指同士がくっついてしまうほど、今回もゼラチン質はたっぷりと豊かであった。
次回は、ぜひ「深夜遅く」に訪問して、超超濃厚ゼラチンスープを堪能してみたい。


(麺は完食。スープも完飲。)




↓続きあり






〜よかろうもん その4〜










2004年12月中旬 ラーメン(こってり) 600円 



都内の他の「博多豚骨ラーメン」とは、
一味も二味も違う「似て非なる」ラーメンですね。

毎回、スープを二口ほど飲んだ時点で、
私の脳内に「完飲せよ!」と言う強烈な「指令」が決まって登場します。
まさしくゼラチンの持つ「魔力」に導かれる感じですな。









夜7時における、「こってり」指定のスープです。
夜になるとゼラチン成分がネットリから、
次第にサラサラして来ますね。
相変わらず添加物感がなく、豚の旨味満載。






「普通」指定の麺。
芯があまり残っていないせいか、ちょっと頼りない
「ヒョロヒョロ」した食感でかなりの極細に感じられました。
でもこの方が歯切れが良くて食べ易いでつ。




2004年12月中旬 ラーメン(こってり) 600円 

本当は閉店間際の煮詰まったスープを体験すべく、深夜に伺いたかったのだが、夕方の7時頃に訪問。店内は豚臭さがはっきりと感じられ期待が高まる。今回はテーブル席へ着席。スープは「コッテリ」、麺は「普通」でオーダーした。

登場したラーメンは、やはり夕方だからか、ゼラチンの粘度が落ち着いているというか、「こなれている」感じだ。今年7月の二度目の訪問時の時のスープの濃厚さには及ばないが、それでも「この味」は、都内の他のどの「博多豚骨ラーメン」とも「明確」に違うなぁと、再度確信させられる美味しさだ。
口中は「豚の旨味」と「ゼラチン感」のみですっかりと満たされ、まるで「添加物」感が感じられず、嫌な「違和感」や「カド」が絶無なのである。塩分が極力控えられているのもこの味の素晴らしさに奏功していると思う。豚の臭みも、嫌なものではなく、臭みと言うより心地よい「コク」に感じられて来る。

また、前回は麺をバリカタにしたが、その記憶が前提になってしまったのか、今回の「普通」指定の麺は逆に「ヒョロヒョロ」としたちょっと頼りない食感に感じられた。芯があまり残っていないせいか、かなりの極細に感じられたが、この位の食味の方が歯切れが良くて食べ易い。チャーシューは相変わらず小さくてグニグニした食味。しかし、むしろこのラーメンのバランスの中では、このチャーシューが最適と感じるようになって来た。

毎回、「よかろうもん」でいつも感じるのが、スープを二口ほど飲んだ時点で、私の脳内に「スープ完飲せよ!」と言う強力な「完食指令」が決まって出される事だ。
どうやら二口ほど飲むと、もう私の脳の中で「あるスイッチ」がONに入ってしまうようで、このスープは「飲み干さないと絶対に気がすまない」「一滴でも残すなんてありえない」と言う強い気持ちが脳内に湧き上がってくるのだ。他店では「すごく美味しいスープだな」とは思っても、なかなかこういう「指令」が出るまでの気持ちまでにはならない。というより、今まで本当に片手で数えるほどのお店でしか、そう言う「指令」を受けた経験はない。

おそらくは、塩分や添加物に頼らず本物の素材の味に満ちているせいだと思うが、中でも特に大量のゼラチンにその理由があると思う。こちらのスープを飲んで毎回感じることだが、まるで「ツバメの巣」や「フカヒレ姿煮」などの高級中国宮廷料理でも食べたような、「濃密ゼラチン系」独特の深ーい「充足感」「満足感」があるスープなのだ。つまり、このスープを舌や脳が美味しいと感じているのもモチロンだが、むしろこのゼラチンスープを本能的に「体」が強く「欲している」という印象なのだ。
やはり、「よかろうもん」のスープだけは、都内の他の「博多豚骨ラーメン」とは、一味も二味も違う「似て非なる」スープだと思えてならない。食べ終わると数時間は、私の体が「喜んでいる」のがはっきりと伝わって来るスープだ。


(麺は完食。スープも完飲。)










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