ラーメン&つけ麺食べ歩き
よか楼 熊谷 店
(埼玉県 熊谷市)

店名 よか楼 熊谷店(よかろう くまがやてん)
住所等 埼玉県熊谷市本町1-248 【地図表示】
禁煙 タバコ可(灰皿あり)
訪問日 2004年8月中旬 らあめん 630円
2007年1月上旬 辛口らあめん 850円



〜よか楼 熊谷店 その1〜



到着しました。
上熊谷駅、熊谷駅が近いです。
遊歩道のようにきれいな道路の真ん中には
「星川」という小さな川が流れています。






ウッディでナチュラルな店構え。
熊谷店と書かれています。






営業時間など。






店内は、かなーり民芸風。
小さな座卓がとても良い感じですね。






うーん、ムーディ・・ (´ー`)
ちょっと個室風なので、
ついつい長居したくなりますな。






目に言う(メニュー)です。
お酒やビールも置いてありますぞ。






厨房です。
接客も感じ良かったです。










2004年8月中旬 ラーメン 630円
(この写真はクリックで拡大します)



鶏のダシがとてもイイ感じで出てますな。
まさに「あっさり系」のお手本の如き、品のあるスープです。
細い麺も軽くてハリがあり、ふくよかで滑らか。

そして、一歩後ろへ引いたような絶妙な「儚さ」が、
食べ手を「夢中」にさせてしまいますね。









表面に浮く大粒の鶏油は
「すっきりした軽さ」があります。
スープはあっさりしながらも「じんわり」と美味しい。






軽いツルツルした食感が、なんとも
「軽妙」な食べ応えです。
太さが微妙にバラバラなので自家製かな?




2004年8月中旬 らあめん 630円

こちらのお店は、以前、埼玉県の有名ラーメン本「ラーメンマップ埼玉」で人気一位になった事があるという話を聞いてずっと気になっていた。実際、熊谷近辺でかなりの人気を誇るお店らしい。
お店の前の道はまるで遊歩道のようにきれいに整備されていて、とても雰囲気が良い。そしてノレンをくぐると、なかなかラーメン店らしからぬ落ち着いたオシャレな空間が待っている。テーブル席もあるが、ちょっと個室風に区切られた小上がり席は、カップルや家族連れにはとても歓迎されそうだ。

スープは、 鶏、昆布、ネギなどの典型的な「中華そば」系スープ。特に鶏のダシが良く出ていて、旨味、甘さ、ふくよかさのバランスも秀逸である。多めの鶏油が浮くが、この鶏油には妙なクドさが全くなく、非常にナチュラルで、むしろ「すっきり」した軽さが際立つおいしい鶏油である。ひょっとして植物油などとブレンドをしているのだろうか。
スープは典型的な「鶏ダシ」のスープに感じられ、昆布やネギの風味が加わる事で、柔らかくあっさりしながらも、素晴らしくナチュラルな旨味を湛えている。化学調味料臭さも感じられず、醤油の醸造風味も適度だが、真夏と言うこともあってか、塩分感はそれなりに感じられる。

麺は細麺ストレートで、かなり良い小麦を使っている印象。小麦のエグミや苦味のような物がまったくなく、ふくよかで、ふんわりとした心地よい軽さのある風味が素晴らしい。食べても食べても絶妙な軽さがあり、音もなく喉を通って、胃の中に優しくたまってゆく感覚は、まるで冬の夜に音もなく降り積もる「新雪」のようなイメージである。
国産の上質小麦+天然カンスイを使って、上手な自家製にするとこういう美味しい麺になると思う。実際、麺の太さに若干のバラつきがあったので、おそらく自家製麺なのだろうと思う。

スープとも「さすが」のベストマッチで、麺を食べ始めてからは、次々と箸が止まらず、ほとんど一気に麺を食べ尽くしてしまった。
こういう、ちょっと儚い感じのある食感の麺は、ちょうど良い位置からあえて一歩後ろに下がられているような気がして、ついついこちらから「追い求めて」しまうように食べ尽くしてしまう。なんとも食べ手の心理をうまく心得ている気がする。

チャーシューはバラ肉だが、味付けは醤油で強めになされていて、ちょっと味に尖り(とがり)があるというか、割としょっぱめのはっきりした味付けに感じられた。ホロホロした柔らかな肉質だが、噛み締めるとクチックチッと少し歯にくっつく感じがある。
メンマは繊維感が良く、噛み砕くと中心から蜜のような甘味があふれて来て、醤油スープとその甘味が混じり合うと、実に良い感じの味わいになる。

スープは確かに「あっさり」路線だが、決して「薄い」のではない。素材感やコクはしっかりと出ている。また、妙な添加物感がなくとても「すっきり」しているので、後味もなかなかの好印象である。
スープも麺も、よほど「一から」まじめに作らないと、こういうラーメンには仕上がらないだろうと思う。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)




↓続きあり






〜よか楼 熊谷店 その2〜



約二年半ぶりの再訪ですが、
「目に言う」(メニュー)の内容に変化はないようです。
「辛口らあめん」をオーダーしました。










2007年1月上旬 辛口らあめん 850円
(この写真はクリックで拡大します)



一面に浮いた「ラー油」と、チョコンと添えられた「鷹の爪」が
ビジュアル的に「辛さ」を主張する「辛口らぁめん」。

ただ、決して一部のチャレンジャー向けの超激辛メニューではなく、
きちんと「一般客向け」にチューンされた適度な辛さ。

「あっさり感」を維持した辛口スープは、旨味も明瞭で、
多くの老若男女に支持されると思うものの、
お店の「名物」となるためにも、あと、もう一工夫欲しい気も・・・。









表面はオレンジ色でも、すぐ下にはあっさり鶏ガラスープが控えている。
ただ以前とは、ややスープの方向性が変化したような・・・・。
ラー油に「鷹の爪」の細かな破片が浮いています。






麺は、割と「ユルユル」と柔らかめで、ソフト&ふくよかな口当たり。
茹で加減の関係か、あまりエッジが残っておらず、フニフニとする軽い歯応え。




2007年1月上旬 辛口らあめん 850円

群馬県太田市で「天然うなぎ」を食べた帰り道、国道17号沿いの熊谷市にあるこちらのお店を再訪問してみた。
ほぼ2年半ぶりの再訪となるのだが、お店の外観も内装も以前とほとんど変化はなく、照明を落とした民芸調の店内は、相変わらず一種独特な「落ち着ける」雰囲気を醸している。今回は二名で訪問したのだが、同行者は普通の「ラーメン」を、私はお店の人気メニューの一つだと言う「辛口ラーメン」を注文した。

登場したラーメン・・・・「辛口ラーメン」と言うことで、表面に赤い「ラー油」が浮き、「鷹の爪」が一本添えられていた。
スープを一口飲んでみると・・・・基本的には、スタンダードメニューのラーメンのスープに、ラー油を足しただけのスープであるように感じられる。ラー油は鷹の爪が添えられるところを見ると、おそらく自家製と思われ、表面は濃いオレンジ色だが、そのすぐ下にはあっさりとした鶏ガラスープが控えているので、全体としては決して辛過ぎることはない。

ただ、辛味が最初に舌に乗るため、はっきりとは判りづらいが、醤油ダレの量が以前より少ないように感じられる。
また、前回は「鶏ダシ」の自然体スープに感じられ、柔らかくあっさりしながらも、素晴らしくナチュラルな旨味を湛えていたように感じたのだが、今回のスープは一転して、チキンエキスと言うか、化学調味料と言うか・・・・そう言う人工的な味が割と感じられた。
ただし、おそらく豚骨は使っていないか、もしくは使っていても極少量のようで、油がゼラチンに包まれて乳化した重層的な重いスープではないため、決して「こってり」ではなく、決して「濁らない」・・・・飲み口の「柔らかさ」「ライト感」は上手に維持されている。この辺りの絶妙なさじ加減が、こちらのお店のスープの真骨頂だと思う。

麺は、割と「ユルユル」と柔らかめで、ソフト、ふくよか・・・・な口当たり。
以前は、食感の「儚さ」や「軽さ」の中にも、きちんと凛としてエッジが立っている感覚があったのだが、今回の麺はエッジが残っておらず、フニフニとする軽い歯応えだ。
そのため、すすると、麺の「縦の動き」だけではなく、同じくらい「横方向」にもブレて動いてしまうため、麺の動きの「方向性」がきちんと定まらない感じがあり、口の中に入ってからも、麺の動きにとりとめがなく、麺の輪郭が曖昧に感じられてしまう気がする。

今回の麺は、たまたま茹で過ぎたのだろうか・・・・それとも、以前よりも製麺時の「圧延」を緩めにしているようなイメージにも受け取れる。
ただ、小麦のエグミや苦味のような物がまったくなく、相変わらず、かなり良い小麦粉を使っている感じなのは好印象だ。

チャーシューは肉厚のバラ肉。歯を入れると「ブキッ、プキッ」と硬めの肉が弾ける感じの歯切れで、野性的と言うか・・・・噛み砕くと言うより「モギュ、モギュン」と良く噛み締めて、硬めに締まった肉の繊維の弾力をほぐすのを楽しむ感じ。味付けは薄めだが、豚肉本来の風味がしっかりと強く、旨味が濃い。食感、風味ともかなりワイルドに感じられた。
メンマは、以前の物より色が浅くなり、「カリカリ、コリコリ」とする明快なクラック感がある。非常に「カリカリッ」として小気味良いが、かなり甘めの味付けで、辛いラー油の良い箸休めになっている。
食べていると、割と早めに麺がなくなってしまった感じで、正確な麺量は不明だが、体感的には前回よりも少々物足りなさが感じられた。写真を比べても、気のせいか今回の方が麺の量がやや少ないようにも見える。

食べ終えてみての感想としては・・・・普通の「らあめん」に、シンプルに「鷹の爪」と「ラー油」を加えた物と言う印象で、「辛口」とは言え、決して一部のチャレンジャー向けの超激辛メニューと言う訳ではなく、きちんと「一般向け」の範疇に上手に納められている一品だと思う。
ただ、「餃子」等を出すお店の中には、卓上に「ラー油」のビンが置かれ、自由に入れられる事などを考えると・・・・普通のラーメンから価格が「220円」アップする事を考えれば、ラー油以外にも、もう少し何らかの「お得感」や「ひねり」が欲しいような気がしないでもない。

また、同行者が注文した普通の「らあめん」を、途中、少し食べさせてもらったが、こちらも前回のラーメンから比較すると、多少の変化が感じられた。
やはり、醤油ダレの風味がかなり控えめになり、前回と比較すると醤油の味があまり感じられない気がする。むしろ、イメージとしては「塩味」に近いと言うか・・・・ちょうど醤油と塩味の中間のような味付けに感じられた。
そして、辛いラー油が入らない分、より本来のスープの味が明確に感じられたのだが、やはり前回のような鶏ガラのリアル感が薄れ、その分、やや人工的な味の比率が上がったように感じられた。その分、一口目の味が判り易くなったようにも思うが、後味的には、それなりに舌に残るものが感じられる。
これを「一層味が明瞭になった」と受け取るか、「ややチープになった」と受け取るかは、食べ手の価値観に委ねることになると思うが、ただ、試しにコショウを入れてみたところ、この手のスープにはコショウが抜群に良く合う事に驚かされた。
「ラーメン」と言えば、まず最初にコショウを多めに振ってから、食べ始める人もまだまだ少なくない中で、絶え間ない市場リサーチ&味のチューニングをしているのかも知れない。

前回の訪問時と、今回の訪問で感じられたいくつかの「差異」が、たまたまの単なる調理のブレなのか、意図的な方向転換なのか、それとも私の体調のせいなのか・・・・は不明だが、いずれにしても、昼時をやや外しているにも拘らず、店内は満席で、店外には数名の待ち客までいるのだから・・・・こちらのお店が、多くのファンから大いに支持されている人気店である事は間違いないようだ。


(麺は完食。スープは3割飲んだ。)










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