ラーメン&つけ麺食べ歩き
梅乃家 西新宿店
(東京都 新宿区)

店名 竹岡らーめん 本家 梅乃家 西新宿店(うめのや)
住所等 東京都新宿区西新宿3-8-2 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年11月中旬 ラーメン 500円



〜竹岡ラーメン 梅乃家 西新宿店〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しました。
「元祖新宿らうめん」の左隣にあります。
京王線の初台駅、大江戸線の都庁前駅、西新宿五丁目駅から7〜8分程度。
JR新宿駅からも約13分ほど。






千葉県のご当地「竹岡式」ラーメンを標榜するお店です。
店名は梅の家や梅之家ではなく「梅乃家」。
看板に「無休」「24時間営業」と書かれております。






店内はカウンター席と小卓が二つ。
食後のコーヒー無料のセルフサービスがあります。






厨房スタッフさんは3名でした。
明るくて丁寧で非常に気持ちの良い接客です。






メニューです。
全体的に低価格路線、カレーライスもありますね。
「ラーメン」をオーダーしました。






千葉県の元祖竹岡ラーメンを基にして、独自の工夫と研究を重ね、
現在の味を作り上げたそうな。










2005年11月中旬 ラーメン 500円



千葉県の元祖「竹岡式ラーメン」を基に工夫したと言う一杯。
この価格帯では、なかなかの異彩を放つラーメンですね。

濃い醤油色のスープは、たまり醤油の旨味とオニオンの香気が見事に生きています。
シンプルで素朴ながらもチープさや人工的な味がなく、
しっかりと本格派志向な味です。

スープの強い甘味と多めの油が好みを分けそうですな。









豚バラ肉をたまり醤油などの天然アミノ酸の豊富な調味料で
じっくり角煮にしたような豊かなエキス感と強い甘味がマッチしたスープ。
キトキトと透明感のある多めの油っぽさが印象的。






繊細な食味の細麺はデリケートな口当たりで、ソフトな歯応え。
見た目以上に細く感じられ、あまり咀嚼せずにそのまま「ガバッと丸呑み」できる感じ。
玉ネギのみじん切りがもう少し麺に絡むといいかも・・・。






入口近くにポットで置かれたセルフの無料コーヒー。
味は・・・うーん、ファミレス風かな。




2005年11月中旬 ラーメン 500円

「梅乃家」と言えば、千葉県富津市にある竹岡式ラーメンの元祖として有名なお店が思い浮かぶが、ネットで調べた限りでは、こちらのお店は埼玉県所沢市の西武球場近くを本店とする経営母体による出店らしい。
ちなみに千葉県にある竹岡ラーメン「梅乃家」は、チャーシューの煮汁をお湯で割っただけのスープに玉ネギのミジン切りをたっぷり載せ、麺は乾麺を使っているのが特徴。

登場したラーメンは濃い醤油色をしたスープに、分厚い油膜と玉ネギのミジン切りが浮き、醤油をフライパンでちょっと焦がしたような独特な風味も漂っている。
一口飲んでみると、まずスープは非常に熱々で、やはり表層の油膜がすごい。ギタギタした背脂とは違って透明感のある油なのだが、それでもかなりの存在感がある。醤油色が濃いにもかかわらず、しょっぱさはなく、たまり醤油のような豊かな旨味があり、同時に、砂糖かミリンか、その両方か・・・かなりの甘味があるスープである。
油っぽさや甘味がやや気になるものの、ベースのスープ自身は旨味の詰まった豚バラ肉をたまり醤油などの天然アミノ酸の豊富な調味料でじっくり角煮にしたような・・・・豊かなエキス感と甘味が良くマッチしていて美味しい。どことなく隠し味に黒酢を使っているような気もしないでもない。
そして、さらにたっぷり載る玉ネギの旨味がスープへ流れ出ていて、香味野菜の風味が加わり、シンプルな組み立てながらもこの価格帯の中ではワンランク上の立派なスープに仕上がっていると思う。

麺は縮れのある細麺で、かなりデリケートな口当たりで、たまたまなのかも知れないが、やや茹で過ぎたようなソフトな歯応えだった。
フニフニとすすれる感じで、柔々、弱々で、見た目以上に細く感じられる。ツルツルとすすった後は、あまり咀嚼することなく、そのまま「ガバッと丸呑み」できるイメージ。見た目は縮れているが、すすり心地は縮れが意識できないほどに柔らかく感じられる。
麺を食べていて気付いたのだが、玉ネギのみじん切りがたっぷり浮いているが、食感的にはさほどの存在感は感じられない。形状から言ってもあまり麺に絡まず、一緒に口へ入って来ることが少ないようだ。

チャーシューはかなり濃い醤油色をしていて、赤身3割、脂身7割と言う感じだ。赤身の部分は「ホグホグ」する歯触りが絶妙な美味しさでジューシー、旨味もギッシリと詰まっていて、脂身はトロトロとふるえるちょっと鯨ベーコンのような食感。こちらは醤油の旨味が濃いものの、食感的には「坂内食堂」(喜多方)の絶品チャーシューを思い出した。願わくば、もう少し大振りで厚切りにしてくれると、さらにこの美味しいチャーシューの真価が発揮されると思う。
メンマはコリコリと素直な歯応えで柔らか麺のほど良いアクセントになっていた。

食べ終えてみると、500円と言う価格から考えれば満足度は高いと思う。特にスープは、この価格帯では、なかなかの異彩を放つ出来栄えである。
飲み口はとっても「柔らか」で、塩分が全く立たず、非常に「まろみ」「甘味」のある口当たりの良いスープ。ただし、後半になるとキトキトと多めの油っぽさと、強い甘さがややクドく感じられ始めて来る面もある。
この味は、奥行きの少ないやや単調なスープとも受け取れるかも知れないが、決してチープさや人工的な味付けなのではなく、むしろあっさりとしてゴテゴテせず、味が濁らず、いじられ過ぎていない素朴で見通しの利く味わいのスープと評価することもできると思う。
食後10分ほどすると、微かなオニオンの風味が胃の中から心地よく立ち昇って来るのが感じられる。


(麺は完食。スープは3割飲んだ。)










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