ラーメン&つけ麺食べ歩き
麺珍亭
(東京都 新宿区)

店名 油そば 東京麺珍亭本舗(とうきょうめんちんていほんぽ)
住所等 東京都新宿区早稲田鶴巻町565 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2006年1月下旬 油そば(大盛) 600円



〜東京麺珍亭本舗〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しますた。
東京メトロ「江戸川橋駅」から徒歩6分、
「早稲田駅」や「神楽坂駅」からなら10分ちょっとかな。






珍しい「油ソバ専門店」です。
「油」の文字を見ると、漫画「ナルト」に
登場する忍者の自雷也を思い出す・・・。
( ´∀`;)






営業時間。
通し営業で随分と深夜までやってますね。
休日は「機嫌の悪い日」って・・・。
自由でいいなぁ・・・。






ドアを開けるとすぐ左に券売機。
「油そば大盛」の券を購入しました。
普通も大盛も同価格ですぞ。






店内はカウンター席のみ。
黒色を多用したシックなインテリア。






「油そば」の食べ方ハウツーです。
ポイントを要約すると・・・
(1)最初に「酢」と「ラー油」を2周以上まわし入れる。
(2)よーくかき回してタレを均質に混ぜる。
(3)熱いうちに食べる・・・・ですな。










2006年1月下旬 油そば(大盛) 600円



なるほど・・・さすが油そば専門店。
随所に様々な工夫がうかがえますな。

タレが直接舌に触るので、実に判りやすい味です。
ちょっとムニムニとする粘性のある口当たりが、カルボナーラ等を連想。

酢、ラー油、胡椒、唐辛子などで自分流に味を「メイク」して、
グリグリかき回して食べる「いじる楽しさ」がありますね。

カメラの露出が不調で・・・画像が暗い。
(´Д`;)









卓上の「酢」を5周、「ラー油」を4周ほど注ぎかけ、
丁寧に40秒ほど撹拌したところ。
カメラが急に直った・・・。






ハグハグ・・・ほう・・・こ、これは・・・・
醤油・ソース・マヨネーズを使った太麺のカップ焼きそば風テイスト?
「まったり」とした口当たり、「モニモニ」とする歯応えです。




2006年1月下旬 油そば(大盛) 600円

こちらのお店のHPを拝見すると、「油そばとは、揚げそばでもなく焼そばでもなく、また冷やし麺やつけ麺でもありません。TV・雑誌などで話題になっていますが、他に似た食べ物がないので説明しがたい知る人ぞ知る東京名物です」と書かれている。油そば自体は他店で食べた事はあるものの、こちらは「油そばの専門店」と言うフレコミなので興味が湧き訪問してみた。
お店の佇まいは、何ともユニーク・・・・看板には「油」と一文字大きく書かれている。何かの「ワールド」を連想させる独特の雰囲気があるなぁ・・・と思っていたが、映画「千と千尋の神隠し」に出てきた怪しいお店っぽい・・・・と書いているHPを発見して、「なるほど」と思った。

お店の壁には「食べ方」について詳細な説明がある。要約すると(1)最初に「酢」と「ラー油」を2周以上まわし入れる。(2)よーくかき回してタレを均質に混ぜる。(3)熱いうちに食べる・・・・事がポイントのようだ。

登場した「油そば」、まずは一番最初に 卓上の「酢」を5周、「ラー油」を4周ほど注ぎかけ、丁寧に40秒ほど撹拌した。
一口食べてみると・・・・麺の表面はツルツルしておらず、茹でて麺の表面が少し溶けたような・・・ペトペト、ネトネト、とした粘性があり、タレをよくからめる工夫がされているようだ。また、歯応えと言う点では「モフモフ」とする割と柔らかめな噛み応えで、これまたスープに浸らなくてもちょうど良い歯応えになるようなポイントをしっかりと狙って茹で上げられている。

「味」と言う点では・・・ラーメンと言うよりも、使われているタレ自体は醤油とソースをブレンドしたような味に感じられ、そこへふくよかな油感が加わるので・・・和風マヨネーズ・ソースを使った太麺のカップ焼きそば風テイストにも感じられる。タレが直接舌に触るので、実に判りやすい味でもある。
油そばと言うイメージから、もっとヌルヌルと良く滑る感じの麺を想像していたが、実際はモムモム、ムニムニとする粘性のある口当たりで、カルボナーラ等のスパゲティを連想させる「まったり」とした口当たりである。麺自体も縮れた中華麺タイプではなく、丸太で、「ソフトスパゲティ」と「細うどん」の中間のようなソフトタイプが使われている。

また、油そばならではの細かな工夫がいろいろ窺えた。
海苔は一枚ものではなく、麺に自然とからむように刻み海苔が使われており、メンマも麺と一緒にしてほおばっても邪魔に感じないショクショクとした柔らかなタイプ。また、一枚乗るチャーシューは、よくよく見ると薄いものが2枚重なっており、箸で強くかき混ぜると、薄くちぎれて麺に自然とまぶされる仕組みになっているようだ。
ただ、それでもやはり冷たいチャーシューは、旨味が活性化しておらず、微細な冷蔵臭のようなものがやや感じられ、口当たりにも多少カピカピした感じがあるので、できれば最近流行の「炙りチャーシュー」などにしたり、サイコロ風の角切りにして出してみても良いかも知れない。

後半になって卓上の唐辛子が目に入った。唐辛子を何かの油で練ったような感じのものなのだが、少し入れてみると、ピリピリして味にエッジが立って、なかなか美味しい。
食べ終わってみると、スープがないので大盛にして良かった感じであったが、具がやや物足りない感じであったので、トッピングの「半熟卵」や「ねぎごま」などを入れてみても良いと思う。また、やや酢が効きすぎた感じはあったので、私的には「酢4」の「ラー油4」がベストのようだ。
いずれにしても、酢、ラー油、胡椒、唐辛子などで、自分流に味をいろいろ「メイク」して、グリグリかき回して食べる「いじる楽しさ」があり、とても楽しく食べられる。そういう意味では美味しさだけでなく、「趣味性」「エンターティメント性」「嗜好性」の豊かな食べ物だと思う。
また、壁の説明に「油そば」は「ラーメン」よりもカロリーや塩分が少ないと書かれているが、確かに「スープ」が全くないので、食後感がとても軽く、胃が「もたれる」感じが全くしないのがいい。


(麺は完食。スープはなし。)










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