ラーメン&つけ麺食べ歩き
竹亭
(東京都 港区)

店名 鴨シャブ 竹亭 赤坂店(ちくてい)
住所等 東京都港区赤坂2-13-13 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2004年11月中旬 鴨ラーメン(モモ) 950円



〜竹亭赤坂店〜

(各写真はクリックで拡大します)




到着しました。
右手ビルに「竹亭」の看板が見えます。
赤坂駅、赤坂見附駅、溜池山王駅、
国会議事堂前駅などから、いずれも徒歩数分。






「元祖鴨らーめん特許取得」と書いてあります。
「特許」まで取得するとは・・・。
(゚Д゚)






店内へ降りる階段は
鴨が描かれた照明が並んでます。






うーむ、店内は完全に高級料亭の造りですな。
左手の竹林が入口で、壁の向こうが厨房。
厨房からはとても威勢の良いお声が聞こえてきますぞ。






テーブル席もあります。
間接照明がとてもいい感じですね。






ランチサービスのメニュー。
「鴨らーめん」をオーダーしました。
「鴨味ご飯」か「麺の大盛り」が選択できます。
「鴨味ご飯」を選択しますた。






グラスコースターやオシボリ台もすべて「竹」製。
さすが「竹亭」。
こだわりを感じますな。






鴨味ご飯も「竹」筒入り。
器は深さがあり、見た目より量は結構多い。
底に海苔が敷いてあります。










2004年11月中旬 鴨らーめん(モモ) 950円



鴨の旨味をとても品良くまとめているスープです。
「和食」の技術で作られた感じですね。

印象としては、お正月に食べるお雑煮に「鶏肉」を多めに入れて
そのスープをもっと上品にした感じかな。
粒山椒がかなり香りますぞ。

八角形の器は底が深くスープの量がかなーり多いです。
スープの中を麺や具が泳いでいる感じですな。
表面の笹切りネギや三つ葉が多く、ちょっとうるさく感じるカモ。









スープは見た目どおりの印象です。
ゆったりとした鴨のダシの上に、穏やかな醤油の風味が重なったもの。
どことなく「和風」を感じさせ、粒山椒が味のアクセントを付与。






超極細でかなり長めの麺は、なんとも独特のすすり応え。
そうめんのような、春雨のような、ビーフンのような・・・。
特許製法でクロレラを練り込んでいるらしい。
その食感とともにオリジナリティの高いかなり珍しい麺ですね。






ホクホク、ホッコリした鴨のモモ肉は
じんわりとした味付けです。
ニワトリよりも一段階濃い旨味が
「ギュッ」と詰まっている感じ。




2004年11月中旬 鴨らーめん(モモ) 950円

経営母体は名古屋市にある昭和56年創業の鴨料理の専門店らしい。
お店のHPによれば、器は八角形の青磁の陶器で、鴨ラーメンのための特注品だと言う。スープも鴨からダシをとっており、コレステロールが善玉なので健康にも良いと言う。さらに鴨のさっぱりとした味付けを考えてスープのよく絡む極細麺とし、その麺はクロレラを練り込んだ製法特許を持つ麺らしい。味のアクセントとして丹波高山方面の山椒の実を仕入れ、佃煮風に炊いたものを載せていると書かれている。
入店すると、店内は完全に高級料亭の造り。落ち着いた色使いとともに間接照明を上手に駆使していて、とても「柔らかい」インテリアに感じる。店名にもなっている「竹」がところどころにあしらわれていた。

オリジナルの器に入って登場したラーメン、まずはスープを飲んでみると、ほぼ見た目どおりの印象で、ゆったりとした鴨のダシの上に、穏やかな醤油の風味が重なるもの。印象としては、お正月に食べるお雑煮に「鶏肉」を多めに入れて、そのスープをもっと上品にした感じ。表面の笹切りネギや三つ葉が和風を演出しているのも、鶏肉入りお雑煮テイストを連想するのに関係しているかもしれない。
独特なデザインの八角形の器は、意外に底が深く、スープの量はかなり多め。粒山椒がアクセントにはなるものの、スープの量が多いという事もあってか後半になるとちょっと単調に感じられて来る気がした。もう少し旨味の掛け合わせがあると良いかも知れない。

麺は超極細でかなり長め、なんとも独特のすすり応えがある。カンスイを使ったそうめんのような、春雨のような、ビーフンのような・・・極細ではあるが割とコシがあるのであまり繊細という感じではなく、食味がはっきりしている。オリジナリティの高いかなり珍しい麺だと思う。
クロレラを練り込んでいるらしいが、その量を控えているのか、それとも特許技術の成せる技なのか、クロレラ特有の強い「藻」の風味は感じられず、緑の色も見当たらない。

かなり大振りのメンマは、噛み砕くと繊維に沿ってほぐれ「ジョクジョク」とするちょっと固めの歯応え。味付けは感じるもののちょっと薄めでナチュラルな感じ。
半分入る茹で玉子は、完全にスープの中に沈んでいたが、ふんわりとする食感で、しっかりと玉子の風味がして美味しい。
鴨肉は器の底にぶつ切り状になって5〜6個入っていた。量的にはそれほど多くはないが、ホクホク、ホッコリした歯応えで、じんわりとした味付けがされている。鴨のクセが上手に消されているにもかかわらず、ニワトリよりも一段階濃い旨味が「ギュッ」と詰まっている感じだ。

粒山椒が中央に載せられていて、そのまま食べ始めてしまったが、麺やスープや鴨肉を味わう、あらゆるシーンで、その山椒の香りが伴走して来る。全体の味のピントを引き締める役を担っているようで、味のよいアクセントになってはいる。佃煮風に炊いたせいかちょっと肉桂のような風味にも感じられ、実に清涼感のある味だが、ちょっと量が多く感じた。食べ始めてしまうと、一度スープに移ってしまった粒山椒の香りは、後では取り除けないので、粒山椒は最初に別皿に取って、好みで少しずつ入れて行っても良いかもしれない。

鴨味ご飯は、竹筒に入れられている。上品なふっくらした薄味で具も数種入り、なかなかの一品。見た目よりかなり量が多く食べ応えがあり、底には海苔が一枚敷かれていた。
接客も「さすが」のハイレベル。ラーメン店の「域」を遥かに大きく超えていると感じた。ラーメン以外にも本格的な「鴨料理」メニューとして、自慢の「鴨シャブ」を始め、「鴨石焼ステーキ」や「鴨陶板焼き」、「鴨ワイン蒸し」などなどがある。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)











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