ラーメン&つけ麺食べ歩き
六角家 本店
(神奈川県 横浜市)

店名 ラーメン 六角家 本店(ろっかくや)
住所等 神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-1-5 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2004年8月上旬 ラーメン(味薄め) 600円



〜六角家 東白楽 本店〜

(各写真はクリックで拡大します)




到着しました。
東白楽駅から徒歩3分ほど。
白楽駅や東神奈川駅からも徒歩圏内。






入口の脇に券売機。
反対側にも入口があります。






シンプルなメニュー構成に
自信のほどが伺えます。
ラーメンを購入。






店内は豚骨の匂いが充満してますぞ。
実に「家系ラーメン」って感じの雰囲気ですな。






営業時間と定休日です。










2004年8月上旬 ラーメン(味薄め) 600円



まさに「骨髄」神話。
骨の髄が渦巻く「スーパーハード」&「ウルトラへビィ」なスープ。
さらに「容赦ない強烈な旨味」が舌に炸裂する印象です。
家系の中でもかなーり「アグレッシブ」な味。

ガッツン、ガツンと伝わって来る荒ぶる旨味の衝撃は
大型四駆で体験するオフロード走行の快感に近いかも・・・。









麺は柔らかめで息抜き的存在。
スープの醤油味は控えめ、
しかし味わいは「スーパーへビィ」。




2004年8月上旬 ラーメン(味薄め) 600円

数軒の支店があり、以前は新横浜ラーメン博物館にも出店していた家系ラーメンの人気店。お店の手前と奥の二箇所に入口があり、いずれも開け放してある。開け放しで風がよく通るはずだが、それでも店内には濃厚な豚骨の匂いが充満している。さすがである。客席はカウンターのみ、食券を渡すと、丁寧に好みを尋ねてくれる。こちらへは初訪問だが、家系は私にとっては味が濃すぎると感じることが多いので、「味薄め」でオーダーした。

登場したラーメンは大きな海苔が3枚載って、黄土色のスープにはたっぷりの油が浮いている。家系としてはだいぶ醤油色が薄く、ちょっと塩味っぽい色合いにも見える。一口飲んでみると、薄味にしたこともあるせいか、やはりほとんど醤油ダレは感じられないものの、スープはかなり強い「スーパーハード」な旨味で満ちている。これは大量の素材と調味料を「ダブル」でとことん駆使して作り上げたような、なんとも相当にへビィな旨味である。

麺は、白っぽく平打ちに近い形状の中太ストレート麺。固さ指定をしなかったら、割と柔らかめで出てきた。平打ちに近い形状なので余計に柔らかく感じるのかも知れない。この麺の食感は、なんとなく「千石自慢ラーメン」(巣鴨)の麺と共通する部分があると思えた。
麺をすすってみると、麺にからんだスープの旨味が強烈であり、「味薄め」でこれなら、「味濃いめ」は一体どれほどなのかと想像をめぐらせてしまう。私などは、食べていて自分の舌がスープの強烈さに負けてしまっている事がはっきり判る。
器の底に骨髄が溜まっているのか、麺を下の方からすくって食べてみると、ものすごい濃密な「豚骨」のおいしい味が、まるで埋蔵されていたかのような濃度で味わえる。この味は、もろに骨の「髄」を凝縮した味である。
まさに「骨髄神話」が聞こえてくる・・・・イメージだ。

麺を下の方から食べるようにすると、味だけでなくふんわりと骨髄エキスの風味も立ちのぼって、香りも楽しめるので、この食べ方がより一層このラーメンを堪能できると思う。また、へビィな旨味もあまり感じなくなる。スープ表面付近が、特に人工的な旨味が強いので、もしかしたら、表面に浮く鶏油そのものにも旨味を付けているのかも知れない。

チャーシューはモモ肉だと思うが、結構大きめで嬉しい。しかし、食感はサクリとかホロホロなどの食感とはまるで正反対で、このスープの強い味に負けない位がっちりした固めの肉質で、歯で噛みちぎるようにしてワイルドな食べ方が似合う感じだ。海苔も厚め、固めで、パリパリして風味も強く、かなり美味しい。ホウレン草は、風味はあまりないものの、やはり繊維がかなり強くなかなか噛み砕けない。
なにしろスープの味が強いので、それぞれの具の食感もその水準に合わせたようなハードな印象を受ける。これで麺まで強い食感にしてしまうと、さすがに食べ疲れしてしまうところだが、麺はユルリと優しい食感にしているので良い息抜きになっていて、なかなか見事だと思う。

ともかくスープは、大量の豚骨エキスとトリガラと化学調味料が創り出す「容赦ない旨味」という印象である。はっきりいって「行くところまで行った味」とも言えるかも知れない。数ある家系ラーメン店の中でも化学調味料も多めに感じられ、かなりアグレッシブな存在の味だと思う。
特に並の食べ手が、強がって「味濃いめ」や「脂多め」などにすると、よほど腰を据えて食べないと、軟弱な気持ちで食べてはすぐに返り討ちに合いそうだ。逆に、ここのラーメンが好きな人にとっては、おそらく「味濃いめ」などを完食した時の満足感、達成感、後味なども含めての充実感は、おそらく比類のない物になるだろうと思う。

何となくイメージとして、「パジェロ」や「ランドクルーザー」などの大型四駆で、ゴツゴツした起伏の激しい川原や荒れた林道などを思い切り疾走するイメージに近い。野太いタイヤを通して「ガッツン、ガツン」と容赦なく伝わって来る強烈な振動、体が前後左右へ大きく何度も揺すられる衝撃、起伏にハンドルを取られないように目一杯の力をこめる・・・・・走り終えて車を降りれば、腕はクタクタ、体中の間接はガクガク、そして体を包む心地よい疲労感と達成感、まさにそんなオフロード走行会の醍醐味に通じる感覚。
平坦な道路など走ってもつまらないというクロカン好きな人には応えられない世界だろう。確かに魅力的である。他のラーメンが平坦なアスファルト舗装の道路をセダンで走る感覚に思えてしまう。


(麺は完食。スープは3割飲んだ。)











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