ラーメン&つけ麺食べ歩き
ぷかぷか
(東京都 目黒区)

店名 中華蕎麦 ぷかぷか(ぷかぷか)
住所等 東京都目黒区上目黒2-6-9 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年10月上旬 つけめん 700円



〜pukapuka〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しました。
東急東横線の中目黒駅から徒歩2分ほど。
「らーめん」の白いノボリ旗が目印。






ちょっと奥まっていて隠れ家的な雰囲気。
ノレンは「紗」タイプ。






営業時間表示。
12時間以上に及ぶ通し営業なんですね。






店内はカウンターと小卓の構成。
ウッディな茶色と壁のベージュ色が柔らかい落ち着いた
空間を醸し出しています。






入口右に券売機。
字が大きくて見易いのは良いですね。
「つけめん」を購入しました。






完全なオープンキッチンですね。
タレ等を入れている「甕」がイイ感じ・・・。






スープや具材の解説。
化学調味料不使用のお店です。






冷水はカキ氷に使うような配色と形のグラスで登場。
涼しくて可愛い演出です。










2005年10月上旬 つけめん 700円



イタリアンパスタとのハイブリッド風の平打ち麺や
真四角に切られたメンマなど、全体的にスタイリッシュな仕上がり。

味的にも節粉などを多めに使いながらも野暮ったさがなく、
どこかしら「垢抜けている」テイストを感じます。

モチモチした幅広麺が何本も重なり合いながら、
口中を「うねる」ように通り過ぎてゆく感触はヤミツキですね。









表面がツルツルッと滑らかで、滑り込むように口に入って来る。
「平らなもの」をすする感覚、「薄いもの」が歯を撫でてゆく感触・・・が独特です。
麺同士がピタッと密着するので箸でつかむのにちょっとコツが要るかも。






強く鋭角的な酸味と醤油ダレのしょっぱさが
尖(とが)って感じられる強いファーストインパクトのあるつけ汁。
しかし、後半は豊かな素材感と円い甘みが舌を巧みに捕らえて来ます。






スープ割をしてもらったところ。
まろみのある豊かな素材感にあふれてとても美味しいですね。
ただ、もう少したっぷりと量を注いで欲しいですな。






スープを飲み干すと器の底には
節粉などの様々な固形物が見て取れます。




2005年10月上旬 つけめん 700円

ちょうど2年前の2003年10月に渡辺樹庵氏プロデュースでオープンした無化調&厳選素材のお店。
お店の入口はやや奥まっているが、白い「らーめん」のノボリ旗が目印になっていてすぐに見つける事ができる。店内は厨房が本格的に大きく取られながらも巧みな席配置になっている。ウッディな茶色と壁のベージュ色が品良く組合せられ、柔らかい落ち着いた雰囲気であり、窓が一つもないこともあり、ちょっとした隠れ家的イメージを受ける。

麺はきしめんのような幅広&薄さを持ったもの。
そのまま食べてみると、表面がツルツルッとしていて滑らかで、唇の僅かな隙間を滑り込むように口に入って来る。その時に唇を平らなものが撫でてゆく感触が心地よい。噛んでみると平らな表面がペタペタと舌や歯に密着する感じがあり、薄いこともあってイタリアンパスタのような食べ応えにも感じられる。
強くすすると口中を幅広麺が何本も重なり合いながら「うねる」ように通り過ぎてゆく感触がなかなか面白く、また、噛み砕くと言うよりも、ちぎれたり破けたりする感覚で、それらを軽く噛むだけで飲み込む感じになる。
ただ、表面積が大きいせいか、麺同士がピタッと密着してくっついてしまい箸で持ち上げづらい時があり、慣れないとちょっと食べづらく感じるかも知れない。また水分が蒸発しやすく乾きやすいようにも感じられ、結構デリケートな取り扱いが必要な麺だと感じた。

つけ汁は油が結構多めに浮いていて、節粉を始め、ゴマや青海苔(?)など、様々な浮遊物が浮いているのが肉眼でも良く見て取れる。
一つかみ麺を浸けて食べてみると、これがまた舌がびっくりするような強いファーストインパクトのある汁である。
非常に明確なキレがあり、舌が不意打ちで「パチッ」と平手打ちをくらったような感じだ。
よくよく味わうと・・・・どうやら強いシャープな酸味と醤油ダレのしょっぱさによるインパクトのようで、これらの味が立っていると言うか、最前列に尖(とが)って存在しているように感じられる。さらに直後に節粉によるものなのか苦味のようなエグみのような味が控えていて、ピュアでありながらも何とも複雑で味が濃く、一ひねりどころか、何回もの「ひねり」のあるような味に感じられる。
素材感にあふれていて、安っぽくないのは良いのだが、なかなか難解なイメージであり、何とも複雑で斬新な味わいだ。

つけ汁はベースとして動物性出汁のトローンとした口当たりと柔らかな甘味もあり、味に厚みを加えている。
何回か麺を浸けて、つけ汁の油が混濁すると、味の尖りも影を潜め、後半になると素材類の旨味と甘味が目立って来る感じになる。
ただ、つけ汁の中には硬い削り節の粗めの破片が結構混じっていて、この破片が麺の合間に紛れ込み、チクチクと舌や歯茎に当たるのは、食感を悪くするほどではないが、やや気になる感じはある。

チャーシューはバラ肉で赤身部分も脂身部分も「トロトロ、トローリ」とした舌の上でとろけるもの。肉質は高価な国産生肉と言う印象であり美味しい。メンマは平たくて真四角に近い形で、普通のメンマのようなありきたりな食感ではなく、何と言うか「漬物」のような歯応えで、料亭などで「先付け」として出てきそうな高級感のある食感と味付け。味がじっくりと均一に繊維に染み込んでいて美味しい。

スープ割をお願いすると一杯ずつ小鍋でスープを温めて出してくれる。
まろみのある豊かな素材感にあふれていてとても美味しいスープなのだが、いかんせん量はあまり多くない。せっかくの美味しいスープなのでもう少し注いで欲しいところだ。最後にザラザラとする節粉類が器の底に残る。

全体的に、「中華蕎麦」と言う看板を掲げながらも、中目黒と言う場所柄か、イタリアンパスタとのハイブリッドを思わせる麺や真四角に切られたメンマなど、スタイリッシュな仕上がりになっている。味的にも節粉などを多めに使いながらも野暮ったさがなく、実に「垢抜けている」印象を受けた。


(麺は完食。スープ割も完飲。)










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