ラーメン&つけ麺食べ歩き
ぽんこつや
(埼玉県 飯能市)

店名 とんこつらーめん ぽんこつや(ぽんこつや)
住所等 埼玉県飯能市東町15-5 【地図表示】
禁煙 タバコ可(灰皿あり)
訪問日 2005年8月下旬 らーめん(塩・細麺) 580円



〜豚骨ラーメン ぽんこつや〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しました。
JR八高線の東飯能駅から徒歩3分ほど。
西武線の飯能駅からも徒歩約10分。






本格的な豚骨ラーメンのお店です。
ビルの左脇に駐車場が数台分あります。






営業時間。
中休みなしの通し営業なんですね。






店内はL型カウンター形式。
メニューが沢山貼り出されています。






おお・・・メニューはバラエティ豊富ですな。
トマト、スタミナ、カレー、納豆、つけ麺まで・・・・。
初訪問なので基本の「らーめん」を塩の細麺でオーダー。
タイムサービスの茹で玉子も注文しました。










2005年8月下旬 らーめん(塩・細麺) 580円



うーん、これほど骨髄感やラード感があるのに
臭みや雑味が皆無なのは凄いですね。
「無理強い」した感じがなく、実に自然体な旨味の出方です。

後味も信じがたいほどに「カラッ」と軽やか・・・。
何とも・・・添加物感がないですね。

夏のせいかちょっとしょっぱめに仕上げられていました。









ラードが多めに浮いていますが、ギトギト感はさほどないです。
豚骨の下茹で(血抜き)が非常にしっかりされている印象。
実に尻上がりの「キレ」と「すっきり感」があるスープですね。






細麺と太麺が選べます。写真は細麺。
「カツカツ」と粉の粒子が細かな印象の歯応え。
濃厚なスープが分厚くからむのが写真でも判ります。
右奥にチラッと見えるのがサービスの茹で玉子。




2005年8月下旬 らーめん(塩・細麺) 580円

埼玉県西部にあって臭みのない本格的な豚骨ラーメンを出すと評判のお店。
メニューはバラエティが豊かで、博多風の極細麺以外に太麺も選べるようになっている。トマトらーめん、スタミナらーめん、カレーらーめん、納豆らーめん等・・・つけ麺までラインナップされ、いわゆる博多豚骨ラーメン専門店と言うよりは、豚骨スープを生かして様々なメニューを楽しめるお店を目指しているようだ。また、私が訪問した際は夕方5時までのタイムサービスと言うことで、替玉、半ライス、茹で玉子、からいずれか一品が選べたので、茹で玉子をチョイスした。

スープは豚臭さは確かに少ないが、ラードが結構多めに浮いており、かなりのコテコテを予感させる。
一口飲んでみると、ザラザラと骨髄粉が舌に触ることもなく、臭みが少ない事もあって実に口当たりの良いスープである。肝心の「豚っぽさ」もしっかりと感じられ、本物のエキス感に満ちているが、「無理強い」した感じがなく、実に自然体な旨味の出方・・・と言う印象。
ただ、塩気が結構強めに出ていて、舌を鋭角的に刺す感じの塩気ではないが、舌全体に「バシッ」と叩きつけられるように強めに効いている。そのため、麺を次々に食べさせるには良いかも知れないが、スープ自体をゴクゴクと次々に飲み進む感じにはならなかった。

麺は硬めではあるが、「ザクザク」するような粉の粗さがなく、「カツカツ」と粉の粒子が細かな印象の歯応え。麺の風合いに茶色っぽさがなく、白っぽい小麦粉の風味がややしけった感じで出ているタイプである。最初は硬めだがスープを良く吸うのか中盤からは歯応えが多少柔らかくなって来た。濃厚なスープが分厚くからむためか、すすり心地にはやや重さを感じる。

チャーシューはこの手の九州系ラーメンとしては破格の大きさだろう。
大判なうえ、肉の旨味もしっかり残っているが、ちょっと風味が強くやや豚臭い感じで、ワイルドな風味である。タイムサービスで出された玉子は別皿で出してくれたが、黄身がちょっと緑色がかるほどしっかりとした固茹でで、見た目どおりにパサパサする食感だが、このラーメンには合っている。メンマは量が少なめで、グニグニとして歯切れが今ひとつと感じられた。

食べていて気づいたのは、ラードが多めのためコッテリした感じがあるので、決して「あっさり」とか「さっぱり」ではないが、実に添加物感や雑味のない「すっきり」としたストレートな美味しさのスープだと言うことである。豚骨自体も、相当に下茹でがしっかりされている感じで、まるで「上澄み」をすくったような味の綺麗さがある。
化学調味料感が全く感じられないのにも驚かされる。強めの塩気のみで中心にビーンと筋を通している感じの実に潔いスープだ。

お店を出て10分も経つと、「あれれ・・・?」「おおお・・・?」と言う感じで、舌の上の変化に気付いた。
舌の上が、口の中が、雲一つない10月の晴れ渡った高い秋空のように、実に「カラリッ」として・・・・何とも「すっきり」と清々しい状態になっているのだ。強めに感じた塩気もきれいさっぱり消え去り、いつまでも舌にクドく残ることがない。まるで舌の上がきれいにお掃除されたような感覚であり、普段、豚骨ラーメンを食べた後の、あの重々しい後味や、胃の奥に臭みが淀む感じが全くないのだ。あまりに後味が「カラッ」としているので、逆にちょっと拍子抜けしてしまうほどである。

こちらのラーメン・・・食べ手を包み込んで洗脳してしまうような豚のスパイラル状のディープなコクや強烈な豚臭さ、独特なクセのある旨味で「マニア」向けに仕上げられていると言うよりも、むしろ「クセ」や「クドさ」と言うものとは無縁な感じで、塩気と豚の旨味オンリーで「すっきり」と食べさせる事を念頭に、潔く簡明に仕上げた万人向けのスープと言う印象を受けた。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)










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