ラーメン&つけ麺食べ歩き
娘娘 桶川店
(埼玉県 桶川市)

店名 娘娘 桶川店(にゃんにゃん おけがわてん)
住所等 埼玉県桶川市東1-3-24 【地図表示】
禁煙 タバコ可(灰皿あり)
訪問日 2006年1月中旬 スタミナラーメン500円 + ギョーザ320円 



〜娘々 桶川店〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しました。
JR高崎線の桶川駅から徒歩4分ほど。






営業時間と定休日。
店の向かい側に駐車場が3台分あります。






店内はL型カウンター形式。
この直後、続々と来客があり・・・店内行列が発生。
いやはや、すごい人気です (゚Д゚)






メニューです。
「人気ベスト5」を表示。
「スタミナラーメン」と「ギョーザ」を注文。






一品料理も充実しております。
夏季には「冷し」メニューも・・・。










2006年1月中旬 スタミナラーメン 500円



どっしりとしたボリュームと豊かに使われた素材群。
味の明瞭さ、鮮やかさ、キレの良さは・・・目にまぶしい「極彩色」の絵画のよう。
まさに一流を感じさせる「本格派中華」の仕上がりですね。

実に頼もしい堂々とした貫禄を持つ「一杯」。
他の「娘々」系列店とは目指しているものがやや異なる印象です。









スープだけでもサラリとした鶏ガラのコクがとても美味しいうえ、
さらに複雑な辛味のある餡と合わさると、
「一杯で二度美味しい」お得な気分になれる。






麺は丸太タイプでカンスイ感がなく、優しい滑らかな口当たり。
モニモニとする歯応えで柔らかめに感じられるが、
辛くてパンチのあるスープに無垢な感じの優しい麺がベストマッチ。






「ハフハフ・・・・」スープも麺もかなりの熱々です。
餡をスープに溶かし、麺とからめながら食べ始めると・・・
「魅入られた」かのように全く箸が止まりまへん。







ギョーザ 320円



餃子はいかにも「下町の中華屋さん」の一品と言う感じ、
気取りのない庶民派のテイストです。
多めの油がキトキトと湿潤した・・・しんなりした皮が特徴かな。
サイドメニュー的な「つまみやすさ」を考慮してか一つ一つはやや小振り。






皮が薄めで油を吸い「クタッ・・・」としたウェットな食感。
餡はニンニクのパンチは効いているものの、
もう少しニラの芳香が欲しい気も・・・。




2006年1月中旬 スタミナラーメン500円 + ギョーザ320円 

埼玉県に数店舗ある人気店「娘々」の一つ、桶川店を訪問。
夕方5時の開店に合わせて到着したのだが、既に店頭に待ち客がおり、開店を待っている。開店後も続々と客が詰め掛け、店内に10名ほどの待ち客が発生する超人気ぶりだ。例に漏れず「娘々」の看板メニューである「スタミナラーメン」「スタミナカレー」「餃子」等が人気のようだ。

ラーメンが登場して、その大きさに驚いた。
北浦和の「娘々」(ニャンニャン)や「娘妹」(ニャンメイ)のサイズを予想していたのだが、明らかに一回り以上大きく、かつ、かなり器が深くてスープがたっぷりと張られている。そして、明らかに「餡」の量も多くたっぷりと乗っていて、その量感がすごい。
まずは「餡」のない箇所のスープをレンゲにすくって飲んでみると・・・サラリとした鶏ガラスープのようだが、旨味がくっきりと感じられ、豊かな動物性のコクもあって、とても美味しいスープである。真っ赤な「餡」を箸でさぐってみると、随分タップリと分厚くかかっていて、ネットリと密度や粘性も濃く、挽き肉の量もドッサリと随分と豊か、ニラも色艶が良く芳香も豊かだ。

その餡をスープに少しずつ溶かしながら一口飲んでみると・・・・鮮烈な辛味と、深い旨味、きれいな酸味などが渾然一体となって、驚くほどのパンチがあり、かなり「明瞭に」美味しい。
ともかく味の輪郭線が非常にくっきりと鮮やかに出ていて、味の明瞭さ、舌への切れ込み具合は、目にまぶしい「極彩色」により彩色された絵画を見ているような・・・「艶やか」(あでやか)なる味だ。特に「辛味」により際立つ味のパンチには感心してしまうが、かと言って全く嫌味になっておらず、後口も実にサッパリしている。
スープだけでもサラリとしながらコクがあり、とても美味しいのだが、複雑な辛味のある餡と合わさると、「一杯で二度美味しい」お得な気分になれる。

麺は丸太タイプで、カンスイ感がなく、優しい滑らかな口当たりのタイプ。モニモニとする歯応えで柔らかめに感じられるが、とてもスムースでソフトな歯応え。辛くてパンチのあるスープには、このような無垢な感じの優しい味わいの麺が良く合う。イメージとして「味仙」(名古屋市)の辛い挽き肉スープと白っぽい無垢な麺の組合せを思い出した。
餡をスープに溶かし、麺とからめながら食べ始めると、もう「魅入られた」かのように・・・全く箸が止まらなくなる。

食べていて強く感じるのは、量的にきちんと「一食」としての食事になっていること。そして何よりも、町の中華屋さんとは到底思えない「一流」を感じさせる「本格派中華」を思わせる味付けになっている事である。味わいにひとかたならぬ「貫禄」「高級感」が漂っているのだ。
北浦和の「娘々」や「娘妹」は良い意味で屋台風のチープさ、庶民派の美味をウリにしていると思えるのだが、こちらは「量」と「味」の両方で、実に頼もしい堂々とした貫禄を持つ「一杯」を目指しているようだ。明らかに「路線」が異なるように思うが、その分、こちらは値段自体もそれなりの金額に設定されている。

一方の餃子は、サイドメニューとしての「つまみやすさ」を意図しているのか、やや小振りなタイプ。
食べてみると、焼け目はカリカリとしっかりと焦げが付いているが、皮が薄めで、かつ、油を吸ってしまっていて食感が「クタッ」としており、全体が「しんなり」とウェットな感じである。厚手の皮のモチモチ感や乾いた皮のパリパリ感を楽しむ餃子とは別路線のようだ。
餡はニンニクのパンチは効いているが、ニラの芳香はあまり感じられなかった。全体にふっくら感がなく、意図的に多めの油に浸したかのように、やや「ビチャ・・・」とした食感になっており、どことなくジャンクっぽいイメージがあり、こちらはいかにも「下町の中華屋さん」の一品と言う庶民派テイストになっている。ちなみにラー油がかなり辛いので、餃子のタレを作るに当たって入れ過ぎないように注意が必要だ。

ちなみに、食べ進んで麺の量が次第に減って来ると、スープの量が多すぎて麺がスープの中を泳ぐ感じになってしまい、せっかくの「餡」や「挽き肉」がやや麺にからみづらく感じられる時がある。最初にスープをある程度飲んでしまえば良いのだが、ともかく熱くて、しかも辛いので、それは容易ではない。
この「餡かけ」は、ライスとも非常に相性が良さそうなので、途中からは白いご飯に餡をかけた「スタカレー」の方が気になり始めてしまった。そう言う意味ではメニューの「ベスト5」の1位に「スタカレー」が来ているのも頷ける気がする。
ちなみに「スタカレー」、つまり「スタミナカレーライス」とは言っても、カレー粉は使われておらず、スタミナラーメンと同じ豆板醤と挽き肉の餡がかかる一品だ。

食べ終えてみれば・・・・想像以上の満足&満腹度である。
ただ、いわゆる「娘娘の味」と言う意味では・・・・・北浦和店のような、何とも言えない「ノスタルジック・テイスト」とはやや路線を異にする印象を受けたが、これだけ「味」と「量」の双方で有無を言わせず大満足させてくれるのであれば・・・夕方5時から並んで食べるファンが多いのも大いに頷けると言うものだ。いつか是非「スタカレー」と「炒麺」(チャオメン)も食べてみたい。


(麺は完食。スープは6割飲んだ。)










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