ラーメン&つけ麺食べ歩き
MonGoi
(東京都 中央区)

店名 広島ラーメン MonGoi(もんごい)
住所等 東京都中央区日本橋人形町2-6-12 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2004年6月下旬 藻塩ラーメン 780円



〜mongoi(モンゴイ)〜

(各写真はクリックで拡大します)




到着しました。
人形町駅からすぐです。
人形町、水天宮前駅、茅場町駅、馬喰横山駅、
馬喰町、小伝馬町、なども近し。






「広島ラーメン」と銘打ってます。
日曜日が定休日。






客席はU型カウンターのみ。
奥が厨房ですな。
「東アジア最強の味」と貼ってあります。






卓上メニュー。
瀬戸内の素材が中心のようですな。
藻塩ラーメンをオーダー。






麺の固さが選べます。
大盛は100円アップ。










2004年6月下旬 藻塩らーめん 780円



なるほど。とてもミネラルリッチなスープ。
テーマは間違いなく「瀬戸内海の幸」ですな。
小魚、貝、エビ、スルメ、海草、などの混声合唱団。
しらす干しが楽しいアクセント。

器が「波」打っています。




2004年6月下旬 藻塩らーめん 780円

「モンゴイ」とは、広島の言葉で「ものすごい」というような意味らしい。広島から進出して来たお店で、食材も広島の物にこだわっている。
広島のラーメンというと、すぐに尾道ラーメンを連想してしまうが、こちらの「廣島藻塩ラーメン」は全く異なるタイプのものだった。

塩スープを一口飲んでみると多数の小魚類や海藻類で取ったような出汁で、しっかりとしたナチュラルな風味がある。まるで「海」そのものを感じる風味だ。例えれば、磯の岩場などを散策している時に、鼻腔に感じるあのミネラルリッチな磯の香りである。また、言い方を変えると、生牡蠣を食べたときに、貝殻に残っているあの「汁」の味を思い出す風味でもある。
また、海の素材からの出汁だけでなく、「藻塩」を使っているのも関係しているのだろう。「藻塩」とは、海藻を焼いた灰を、海水とともに煮詰めて塩を作ったものらしい。

スープを一口舌の上へ置くと、様々な旨味が「我先に」という感じで押し寄せて来てなかなか楽しませてくれる。
まるで、小魚、貝、エビ、スルメ、海草、などの混声合唱団という様相だ。そして最後の方でほんのりと、牡蠣の風味を余韻として感じた。でもこの牡蠣の風味などは、人によってはちょっと生臭いと感じるかも知れない。ただ、二口目からグイグイ食べていくと、各素材の風味が一体となって牡蠣の風味も判らなくなってしまう。
もう少し鶏の丸くて旨味のある風味が加わると、全体的にソフトで厚みのある食感になって、さらに私の好みになるが、あえて海系の素材を前面に出す意図のラーメンのようなので、これはこれで良くまとまっていると思う。スープを飲んだときに揚げネギが混じると、そこだけ部分的に香ばしさが加わって、良いアクセントだ。塩ラーメンなのに、化学調味料感がないのも素晴らしい。

麺はプルプルした細麺ストレートだが、キレのあるはっきりした食感。雑味がない感じでおいしく、スルスル食べられる。この塩味スープとはベストマッチだろう。
チャーシューはバラ肉で鯨ベーコンのような切り方、小さい上に、脂身が7割位を占めていて、食べてもムグムグしてしまい、繊維感がないタイプ。また、具として細かな「しらす干」が結構入っていた。この風味が熱々のスープに溶け出して、一層強く磯の香りを出している。しかし、細かいので麺に混じって食べてしまうため、麺をツルツルすすっていると、乾燥してやや固いしらすが混じったとき、歯応え的にちょっと強く、違和感を感じる。思い切ってフードプロセッサとかで粉末にして混ぜたら、どうかと思う。また、麺や具を食べ終え、残ったスープだけを飲むと、ほんのり塩分が強めと感じた。

ゆで玉子は、なぜかうっすらと柑橘系の香りが付いていた。最初から一個分入ってくるのは嬉しい。また、食べながら何か不思議な感じがしていたら、器が円形ではなくわざと歪めてあって、特にフチが波打っている。これは「波型」の器の中へ、海の素材のスープを入れるという演出なのだろうか。


(麺は完食。スープは7割飲んだ。)










 


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