ラーメン&つけ麺食べ歩き
めんじゃらけ
(埼玉県 南埼玉郡)

店名 めんじゃらけ(めんじゃらけ)
住所等 埼玉県南埼玉郡菖蒲町三箇836 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年7月上旬 しおらーめん 650円



〜めんじゃらけ〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店は国道122号沿い、前方が東京方面です。
お店は道路から引っ込んでいるので、道沿いの「中華そば」の看板が目印。
ちなみに私は2回通り過ぎますた・・・(- - ;)。






大きな民家の1Fを店舗として使っている感じ。
ノレンを仕舞ってしまえば、お店とは判らない雰囲気・・・。
店頭には15台ほどの駐車スペース。






入店すると右側一帯が客席です。
待ち客用にコミックが置いてあります。






左側一帯は広い座敷スペース。
宴会が出来そうな位に広い待ちスペースは快適。






メニューです。
営業時間と定休日も書かれています。
結構メニュー数は多いですな・・・。
迷った末、「しおらーめん」に決定しました。






ノレンの奥が厨房です。
カウンター席とテーブル席、小上がり席もあります。






テーブルは分厚い天然木製。
くつろいで食べられる雰囲気ですな。










2005年7月上旬 しおらーめん 650円



スープ、麺、具と、こだわりを持つ埼玉の人気店。
スープは動物系は穏やかで、サバ節やカツオ節などの魚系風味がメイン。
ワインを隠し味に使っているそうです。

大判で厚みのあるチャーシューは
まさに筆舌に尽くし切れない「極上チャーシュー」と言う感じ。
口に含めば・・・まさしく「陶酔」の時間が流れます。









スープは重層的と言うよりは、あっさりでシンプルな旨味。
塩味はトガリがなく、上手にスープの「中段」辺りに位置している印象。






自家製の麺は表面がツルツルした感じのストレートの細麺
弾性を感じるモチモチした歯応え、玉子が贅沢に使われた豊かな味。
スルスルと滑らかな口当たりだが、ちょっと柔らかく重め。




2005年7月上旬 しおらーめん 650円

2000年の開店で、埼玉の人気店の一つとして良く名を聞くお店。もともとは地鶏ラーメン研究会出身とのことらしいのだが、現在は同研究会との関係はなくなりオリジナルの味となっているらしい。
入店すると大きな木製テーブルに待ち客が10人ほどいて、順番待ちの名前を書くノートがあり、名前を書いた後はコミックを読みながら寛いで待っていられる。左手に15人以上は入れそうな大きな座敷スペースがあり、そこも客席かと思ったが、その広大なスペースも待ち客席であり、これにはちょっと驚いた、どうやら建物の右半分のスペースだけを客席として使っており、他は全て待ち客用のスペースになっているようだ。おそらくは調理スピードとの兼ね合いで客席を絞っているのだと思われる。
待ち席にも置いてあるメニューを見ながら、デフォルトと思われる「中華そば」を食べようと思っていたのだが、他の客の約4割が「塩ラーメン」を頼み、さらに別の4割は「塩チャーシュー」を頼んでいる、たまたまなのかも知れないが合わせて8割近くのお客さんが「塩」系なのを見て、急遽、「塩ラーメン」を頼む事にした。

不透明感のあるスープは、もう少し鶏の風味があるのかと思っていたが、鶏油などもほとんど見受けられず、動物系はかなり穏やかで、カツオ節と思われる魚系の風味がメインである。よくよく味わうと昆布の旨味も感じられるようだ。
塩味は適度に利かされている感じで、油がほとんど浮いていない。壁に貼られていた説明によれば、特注の屋久サバ節と枕崎産の鰹節をワインで煮込んで、鶏ダシ、昆布ダシとブレンドしているようだ。
スープの旨味自体は、それほど重層的なものではなく、意外とあっさりでシンプルにも感じられる。塩味はトガリがなく、表立っては出てきておらず、決して薄味ではないが、上手にスープの「中段」辺りに位置している印象だ。

自家製麺は表面がツルツルした感じのストレートの細麺で、やや柔らかめであるとともに意外と長めである。
噛み締めるとやや弾性を感じるモチモチした感じ、玉子が贅沢に使われている味の豊かさがあり、風味は良いのだが、スープを吸い易いのか、すするとやや重みを感じる食感だ。実際、ストレートの割に意外にスープのからみが良く、すするたびにスープの旨味が湧き上がってくる。スルスルと滑らかな口当たりで、長いせいかプルプル軽快と言うよりも、やや「まったり」とした大人しめのコシに感じられた。

チャーシューは、目の覚めるほどの素晴らしい「極上」の美味しさ。肩ロース肉は、口中に入れただけで、ハラリ、ホロリ、と柔らかく「分解」する感じで、各断片がそのまま舌の上でとろけてゆく感じ・・・。しかも、とろけて行きながらも繊維質が均質に揃った「整然」とした食感があり、濃厚な肉汁が次々に舌の上へと溶け出し、しかもボリュームがあるので、まさに筆舌に尽くし切れない「極上チャーシュー」と言う感じ。これならチャーシューメンが人気なのも大いに頷ける。
ワインなども使って日数をかけて仕込んでいるそうなのだが、日本酒の風味のようなものや、ミリンのような甘味も感じられ、奥ゆかしくもパンチのある非常に複雑な旨味がみっちりと詰まっている感じ・・・・まさにお店の総力を注入したような印象を受ける。
もしも、全国「チャーシューコンテスト」などと言うものがあるとしたら、上位入賞はまず間違いないような気がする。
メンマは、パリッ、ポリッ、シャクッとする食感の良いものでなかなか美味しい。

後日、インターネットで調べても、どうやら「塩」が人気らしい。塩以外に「醤油」や「味噌」「辛味噌」などもあり、スープだけでもいろいろ迷ってしまうところであるが、こちらのお店なら、兎にも角にも「チャーシューメン」が圧倒的に満足度が高そうな気がしてならない。電車だとどこの駅からもかなりの距離があり、しかも週休2日で、営業時間は平日は昼のわずか3時間のみ、土日も同様程度の短い時間しか営業していないと言う、かなり「敷居」の高いお店ではあるが、再度、ぜひともチャーシューメンにチャレンジしてみたい。


(麺は完食。スープは3割飲んだ。)










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