ラーメン&つけ麺食べ歩き
口福
(埼玉県 さいたま市)

店名 北のこだわりらーめん 口福(こうふく)
住所等 埼玉県さいたま市桜区田島2-17-13 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年1月上旬 あっさり醤油ラーメン 680円



〜北のこだわりラーメン 口福〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店はJR西浦和駅から徒歩3分ほど。
右へ行くと駅です。






看板やノレンには「北のこだわりらーめん」と入っています。
北海道の食材をメインにしているそうな。






店内はL型カウンター。
いろいろメニューが貼られてました。






卓上メニューです。
醤油ラーメンは「あっさり」「こくまろ」の二種類がありますぞ。

「じわっと旨さが広がります」とのコメントが付いた
「あっさり醤油ラーメン」をオーダーしますた。










2005年1月上旬 あっさり醤油らーめん 680円



安易なインパクトとは別世界の「じんわり」と来る旨味のスープ・・。
ふくよかな口当たりの細麺が一層「奥ゆかしさ」を加速。
分厚く上質なチャーシューも秀逸。

いわゆる「ナチュラル&テイスティ」路線ですね。
素材を感じられるすっきりとした後味が、
素性の良さを語りかけて来ます。









うーん、実に「まろやかな」旨味のスープですな。
いわゆる「あっさり」路線ですが、どこにも「カド」がなく、
奥ゆかしくも豊かな素材感にあふれています。






麺は中細でいかにもカンスイ少な目という優しい印象のもの。
コシはちょっと大人しめに感じるものの、
消化の良さを考慮した様子。
意外に長めですな。




2005年1月上旬 あっさり醤油らーめん 680円

2001年8月にオープンした厳選素材系のお店。同じ埼玉県にある北海道食大使認定の料理店の姉妹店になるらしい。
お店のHPを拝見すると、「私達は体が喜ぶ素直で優しい味が好きです。素晴らしい生産者の方々と手を携えて、素敵なスローフード造りに邁進してまいります」というような趣旨の事が書かれている。お店はL型カウンター方式、いろいろな食材やメニューの説明が貼られていた。

登場したラーメン、油が特別多いわけではないのだが、半茶濁のスープは見た目にはちょっとトローンとしている印象を受け、いかにも素材がよく「溶け込んだ」印象の佇まいである。
スープを一口飲んでみると、鶏を中心に、ほんのりと魚介の風味を加えたようなイメージの味わいであり、口当たりがとても優しい。
醤油ダレや塩分も強すぎることなく、とても奥ゆかしくまろやかな味わいに感じる。ミリンか何かだろうか、スープの味わいの最終段階で、うっすらとした心地よい甘味が感じられる。どこからともなくホタテの風味を感じる気もした。実に穏やかにまとめ上げられた「柔らかい」味わいという印象である。

麺は中細でいかにもカンスイ少な目という優しい印象のもので、一口すすってみると、とても素直でなめらかな食味である。コシはちょっと大人しめに感じるものの、あえて消化の良さを考慮し、優先したような様子だ。箸でつかんだ際に優しい感触なので、やや短めの麺かと感じられたが、持ち上げてみると意外にしっかりと長めの麺であった。
この穏やかな旨味のスープとこの麺とは、確かに好相性に思われるものの、スープも麺も、いわゆる「インパクト」路線ではないと感じられ、そのため「ラーメンはともかくガツンッと来るものが好き」と言う人には、もう少しどこかで何らかのパンチやインパクトが欲しくなるかもしれない。

チャーシューは結構厚みがあり、部分的には1cmほどあった。赤身部分はホロリとほぐれ、旨味と甘味がほとばしり出る感じだ。脂身はトロトロ、口に入れるとトローリととろける感じがたまらない美味しさだ。
ゆで玉子は黄身がサラサラとした粉っぽさがありやや甘め、ちょっとしたデザートテイストに感じられる。
メンマは繊維がしっかりしていて、大きめなのでしっかりと噛み砕く感じで食べることになる。全体的にソフトな食感が支配的なこのラーメンにおいては一つのアクセントになっている。

食べ進むにつれ、スープの穏やかな甘味が次第に増してくる感じで、いつの間にか味の芯を成している。食べ終わってから数十分後、後味には節系のデリケートな奥ゆかしい旨味が舌に残って感じられた。


(麺は完食。スープは5割飲んだ。)











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