ラーメン&つけ麺食べ歩き

(東京都 中央区)

(2007/5閉店)

店名 らーめん 勇(いさむ)
住所等 東京都中央区銀座8-15-6 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2004年7月中旬 中華そば(コッテリ)+味玉 900円 



〜ラーメン勇〜

(各写真はクリックで拡大します)




「勇」まであと直進100mほど。
後方に汐留の高層ビル群が見えます。
番地は銀座ですが、新橋、汐留、などに近いです。






到着しますた。
ちょっと隠れ家的な佇まい。
新橋駅や銀座駅が最寄りです。






なんつーか・・・。
やはり「がんこ」出身という感じの店構えですな。
独自のアイデンティティ。






営業時間。
夜は9時まで。






店内風景。
TVが付いています。






メニューです。
中華そば(コッテリ)を注文。
名物の味付玉子も。










2004年7月中旬 中華そば(コッテリ)750円 + 味玉(別皿)150円



店主さんの様々な「思い入れ」の詰まったスープは、
まさに「執念」さえ感じるほどの見事な出来栄え。
そのディープ&ソウルフルな美味しさに深く感動する。

音楽で言えば、魂を揺さぶる「ゴスペル」を
ライブでたっぷりと聴かされる気分。









麺は「がんこ」っぽい。
ちょっとツルツル感がある。






豚骨や鶏ガラなどがとても「生々しく」出た
「ライブ」感のあるスープ。
一口目から、「確かに違う」と判る。




2004年7月中旬 中華そば(コッテリ)750円 + 味玉(別皿)150円 

以前は元祖一条流がんこの系列であったが、今は独立して「勇」として歩んでいるお店らしい。
黒一色で窓のない店舗や、登場するラーメンの風貌に、がんこ系列の名残を強く感じることができる。
入るとすぐに券売機があったが当日は使っていない状態であった。口頭で注文を告げて、前金会計となる。客席はL型カウンターのみ。器にスープを注ぐところを見ていたら、非常に大きな寸胴にお湯を張って、その中へスープの入った中型の寸胴を入れて保温していた。いかにもデリケートそうなスープである。

登場したラーメンは、大きく薄い巻バラチャーシューが二枚載り、黄色い細麺、透明で薄い醤油色のスープ、細かな背脂が浮く、まさにトラディショナルな「がんこ」のスタイル。
レンゲはかなり小さく細い形をしている。一口、スープを飲んでみると、これがまた想像以上の「美味さ」で驚いてしまった。まさに一瞬にして、私の心が深く引きずり込まれてしまう「異様な求心力」のあるディープ&ソウルフルなスープ。店主さんがこの仕込みに「費やした」であろう時間の長さが伝わって来る。無化調ということらしいが、正直、このスープには「執念」を感じさせられてしまう。

特に豚骨や鶏ガラなどがとても「生々しく」出ていて、非常に「ライブ」な旨味。特に「髄」の旨味がとてもよく出ていると思う。例えれば同じアーティストの「歌声」を聴くとしても、他店がCDに録音された「音」を聴かせているとすれば、こちらのスープはライブ会場での「肉声」という印象であろう。それ位の差を感じてしまう。

がんこ系列では定番の「スルメ」はそれほど感じられなかったが、昆布の旨味は穏やかながら素晴らしくしっかりと感じられた。完全な塩スープに比べて、ほんのりだが醤油の醸造風味が味方しているのも大きいと思う。「こってり」にしたので、背脂のふくよかさも味方しているとも思う。
しかし、それにしても、「苔の一念岩をも通す」というが、無化調スープでよくぞここまで、と思う。
この、いかにも店主さんの様々な深い思い入れが詰まった感じの「スープ」は、音楽に例えれば、まるで魂を揺さぶる「ゴスペル」をライブでたっぷりと聴かされる気分である。

麺は、いわゆる「がんこ」の定番とあまり違いはないと思う。
やはり麺の表面の摩擦係数が高そうなもので、スープをよくからめ、口の中でモソモソする感じであるが、それでも「がんこ」系に比較すると、ちぢれがなく、割とツルツル感があった。
チャーシューは、「がんこ十六代目」(東京都・新宿区)のチャーシューを彷彿とさせられる、ちょっとコーヒーのような芳ばしさのある風味豊かな味付けで、なかなか美味しい。もう少し脂身が多めで、熱で全体がとろける食感になるとさらに良いと思う。
また、繊細なスープなのと、出汁の風味がよく味わえるようにとの配慮なのか、スープの温度はちょっと控えめに感じられた。
麺を食べ終えると、浮いていた背脂も麺にからんで口に運ばれたらしく、ほとんど消費し終えてしまう。この時点で改めてスープを飲むと、背脂がなくなったせいかちょっと塩がダイレクトに感じられ、ややしょっぱいと思う。スープ単体で飲むよりは、やはり、麺と一緒にほおばった時にベストとなるように味付けられているイメージ。

味玉は別皿で出してもらったが、黄身が双子の大きな卵である。これがまた何とも美味しくて驚いてしまった。
白身の表面に醤油ダレの色が付いている程度の味付けであるが、何かやたらと清涼感のある味わいだった。肉桂とか柑橘系の香りとかではない、卵自体の「壮健」さから来るような、濁りのない独特なすがすがしい風味がある。黄身は半分だけトローリととろけ、もう半分はサラリとしていて、二色の舌触りを楽しめる。とても美味しい。昔、良く食べた「二色パン」を思いだした。

食べ終わって、お店を出て大通りへ出ると、汐留の高層ビル群が目の前にそびえ立っている。まさに高層ビルの谷間に佇むお店である。そこで供されるとてもソウルフルでディープな「味」。
まさに、「麺」のライブハウスという感じのお店だ。


(麺は完食。スープは8割飲んだ。)











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