ラーメン&つけ麺食べ歩き
百歩
(埼玉県 さいたま市)

店名 百歩ラーメン 本店(ひゃっぽ)
住所等 さいたま市浦和区常盤9-23-13 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年1月上旬 百歩ラーメン 600円



〜百歩ラーメン〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店が見えてきました。
JR北浦和駅から徒歩4分ほど。
目の前の道路は国道17号です。






赤いネオンと赤いノレンが目印。。






壁面に書かれた一節。
中国の漢方医師が考えた「養生湯」を使った
健康に良いラーメンが特徴だそうです。






営業時間やランチサービスなど。
なんと明け方のAM4時まで営業しているんですな。
駐車場は徒歩2分ほどの場所にあります。
地図参照。






店内はL型カウンターと大きなテーブル席。






メニューです。
百歩ラーメンを注文しました。






なんとネギ入れ放題 (^-^ )。
定番的な辛子高菜やニンニクに加え、
カプサイシン(唐辛子粉)や辛味噌なども常備。










2005年1月上旬 百歩ラーメン 600円



ベースが白濁豚骨なので、一見博多系のイメージ。
しかし、実際は「独自路線」を目指しているようです。

スープは臭みがなくマイルドで濃厚。
ともかくスープが「縦に分厚い」感じですな。
多くの人気を集めるのも納得の味です。

麺とのマッチングはちょっと新境地な感じですが、
「健康ラーメン」ポリシーの一環なのでしょう。









豚が分厚く、濃厚な味わいですね。
ゴクゴクと続けて飲む感じにはならないものの、
しっかり「納得」させられてしまう「濃さ」を持っているスープ。






いわゆる「博多ラーメン」特有の卵殻を練りこんだような
「ザクザク」する粒子っぽさのある歯応えではなく、
多加水のふくよかさ、柔らかさ、モチモチ感、を持つ麺です。
ちょっと「意表」を突かれる感じですな。




2005年1月上旬 百歩ラーメン 600円

埼玉県のラーメン本などの常連であるとともに、臭みのない濃厚豚骨スープで支持を集めている人気店。
お店は国道に面して、とても判り易い場所にある。駐車場も少し離れた場所に数台分が用意されている。店内はL型カウンターと、大き目のテーブル席があり、昼時を随分外していたにもかかわらずなかなかの客入りであった。

登場したラーメンは、スープがしっかりと白濁、乳化していて豚骨から出たと思われる油が浮いていた。いかにも豚骨を長時間グラグラ煮込んだ感じである。どうやら、豚骨、野菜に加え、漢方素材などを12時間以上かけて煮込んだものらしい。また、ネギ類が載っておらず、代わりに卓上に長ネギの葱白部分が小口切りになって置かれていて、自由に入れることができる。その他、卓上には定番的な辛子高菜やニンニクに加え、辛味噌やカプサイシン(唐辛子粉)なども常備されている。

一口スープを飲んでみると、まさしく見た目どおりの豚の旨味が豊かなスープである。豚臭さはなかなかきれいに処理されているものの、「味わい」はなかなかスパイラル的にディープである。つまり、同じ豚骨スープであっても、甘トロ〜ンとした口当たりの丸さや、あっさりしたミルキーさをウリにした「ライト豚骨」の路線ではないと感じる。
例えれば、本格的な豚骨スープで人気の「田中商店」(東京・足立区)や「ぼたん」(東京・豊島区)などのスープから「コク」はそのままに、「臭み」だけを取り除いたような・・・そんな、本格的「豚のディープな味」を感じさせられるスープだ。また、漢方素材と聞いて、薬臭いような風味を想像したが、特段ほとんど感じられなかった。
さらにスープは、その中心にしっかりとした「旨味」がやや強調され気味に据えられていて、とても判り易い、受け入れられ易い「味」の構成になっている。「コク」とともに「旨味」がバランス良く存在しているのも人気の秘密のような気がした。私的にはやや脂っこい気もするが、それは豚骨特有の「クドさ」をある程度狙っているためと言う気もする。

麺は中太、意外にもやや柔らかめで「モチモチ」した歯応えであり、噛み締めるとやや粘性があるというか、ちょっと歯にまとわり付く感じがある。この豚骨スープのイメージから、勝手に「博多系」の卵殻カルシウムを練り込んだような極細麺を頭に描いてしまっていたので、まるで別タイプのこの麺にはちょっと意表を突かれた感じだ。
私的には、こちらのスープにはザクザクとした固めの歯応えの博多系極細麺も非常に良く「合う」であろう予感が十分にするが、どうやら、健康に配慮して麺は消化しやすい多加水麺を使用しているらしい。
この多加水麺との組み合わせは、なかなかに「新境地」の開拓にチャレンジしている印象を受けたが、何となく、関東人の好みも意識しているような気もする。食べていて、濃厚豚骨スープとはっきりした旨味、この手の麺の組合せは「マルバ本八幡店」(千葉・市川市)を思い出した。

また、さらに加えて言えば、こういった濃厚豚骨スープには、緑の風味が強い万能ネギが「定番」の組み合わせと思っていたが、こちらでは卓上に「白ネギ」を置いて、入れ放題となっていたのもちょっと意外だった。ネギがフタのないザルに盛られていたため、乾燥していないかちょっと心配であったが、非常に瑞々しい新鮮なものであった。一つまみ、その白ネギをスープに入れてみたが、この取り合わせも、やはりなかなか「新境地」にトライしている印象だ。

チャーシューは、バラ肉でふっくらとし、脂身がトロトロなタイプ、臭みもなくなかなか美味しいと感じた。途中で、ニンニクや、辛子高菜、カプサイシンなどを順次スープに入れて試してみたが、スープが余裕で受け止めてしまうというか、単に「入れた味」になるだけで、それほどの劇的な変化は感じなかった。
替玉もあるせいか、スープは最後までかなりの熱々なのが印象的だ。食べ終えると、口中にネチネチするゼラチン感が少し感じられた。
ともかく豚特有のディープなコクがしっかりと出ているものの、確かに豚臭みがきれいに取り除かれていて、パワフルで適度なクドさがありつつも、食べ手を選ぶような間口の狭さがないラーメンと言う感じだ。実際、私がいる間も、家族連れやカップルなど、なかなか多彩な来客ぶりであった。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)











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