ラーメン&つけ麺食べ歩き

(群馬県 前橋市)

店名 食彩九州麺酒房 響(ひびき)
住所等 群馬県前橋市下小出町1-1-20 【地図表示】
禁煙 タバコ可(灰皿あり)
訪問日 2004年8月中旬 響ラーメン 700円
           ぶたそば 700円



〜響 その1〜

(各写真はクリックで拡大します)




到着しました。
群馬大附属病院のお隣りです。
左に見える緑の木々は病院の敷地。






「食彩九州麺酒房」と
看板には入っています。
美味しいお酒と、美味しいラーメンの
お店のようですな。






店内はスナック風。
無数の酒瓶が並んでいます。
著名な焼酎「魔王」もあるようですね。






メニューです。
四タイプのスープと三タイプの麺を使用。










2004年8月中旬 ひびきらぁめん 700円



確かな「濃厚さ」を持つ豚骨100%スープ。
麺は博多極細タイプです。
具はなかなかの豪華仕様。







都内の有名店とも遜色のない
「呼び戻し」スープならではの濃厚な味。






素直な食感で美味しい麺。
茹で加減の希望も聞いてくれます。




2004年8月中旬 ひびきらぁめん 700円

群馬県では新進気鋭の濃厚豚骨スープのお店らしいという事で訪問。看板に「酒房」と付くように、店内は多数の酒瓶が所狭しと並んでいて、一見した感じはスナックかバーと言う感じである。
四種類のラーメンがリストアップされていて、その中で「ひびきらぁめん」は、メニューの説明によると、九州豚骨発祥の地「久留米」を源流とした豚骨100%のスープとのこと。さらに毎日スープを少しずつ残しておき、翌日仕込んだものに足してゆく「呼び戻し」という手法を取っているそうである。これによって、より一層の濃厚な味の安定が図れるらしい。また、もし希望すれば「こってり」指定もできるようだが、今回はノーマルのままで注文した。

分厚い器で登場したラーメンは「豚骨100%」と謳うだけあって、スープからはなかなか本格的な豚臭さが漂い、十分なコクが出ていてしっかりと美味しい。ゼラチンでネトネトするような事はないが、底の方には骨粉も少し溜まっているようで、まぎれもなく大量の豚骨を使って焚き出したスープだ。ラードも多いが旨味もしっかりと付けられているので、ぼやけた感じはなく、本格派志向の人から、九州豚骨の初心者まで、幅広く支持されそうな印象の美味しさである。麺はまさに本場の博多極細麺で、固さ指定はしなかったが、なかなかいい感じで茹でられていた。

ちょっと意外だったのは、茹で玉子が流行の半熟タイプだったり、しっかりしたチャーシューが二枚も入っていたり、メンマまで入っていたりと、あまり具に力を入れない本場の久留米ラーメンと比較すると、具がなかなか充実していた。どうやら、本場のスタイルそのままというよりも、関東のラーメンの感覚に合わせて食べ応えも出るように多少アレンジしているようだ。特にチャーシューは見た目からして肉質の良さが伺えるもので、どうやら黒豚のバラ肉を使っているらしい。
個人的な好みで言うと、もう少し黒キクラゲや万能ネギなどの量を増やして欲しい気がするが、他の具とのバランスを配慮しての事なのだと思う。
生ニンニクとクラッシャーが置いてあったので入れてみると、風味がさらにアップして一層食欲が増す感じになる。


(麺は完食。スープは5割飲んだ。)




↓続きあり






〜響 その2〜










同上日 ぶたそば 700円



まぎれもない背脂濃濁系の豚骨ラーメン。
豚の臭みが容赦ないうえ、「コテコテ」「ギトギト」の
濃厚スープは、しっかりとクドい味わい。
食後の独特な満腹感は他に比類がない感じ。









豚臭さと脂感が全開の濃濁スープ。
ニンニクやコショウを入れると
「キレ」が加わり、ヤミツキになる美味しさ。






関東太麺は、ちょっと平打ち形状。
背脂濃厚スープには、
やはりこの手の太麺が合いますな。




同上日 ぶたそば 700円

本当は、豚骨スープと魚介和風スープのWスープになる「こくうま」を食べたかったのだが、この日は、「ひびき」と「ぶたそば」しかできないと言われたので、「ぶたそば」を注文した。
麺を選べると言うので、関東太麺を選択した。また、希望すれば「あっさり」指定もできるようだが、今回はノーマルのままにした。

スープは分厚いラードの層とたっぷりの背脂が表面を覆っている。鼻を近づけてみると、これがまた「ひびきらぁめん」以上に豚臭さが全開であり、九州豚骨の初心者にはちょっと厳しいほどに容赦ない感じだが、豚骨中級者以上には、この強烈さこそが、まぎれもない背脂濃濁系の豚骨ラーメンの「真骨頂」に感じられることだろう。
背脂がどっさりと載って、スープだけ飲むと、実に、「コテコテ」「ギトギト」の濃厚スープであり、かなりクドい味わいであるが、醤油ダレが強く出ているので味の芯がしっかりと出ていて、図太い味のピントがどっしりと合っている感じ。また、見た目ほどには麺に脂がからまない感じなので、意図的にスープと一緒にほおばらない限りは、麺は割と食べやすく感じた。
麺はちょっと平打ちっぽい形状で、やや柔らかめに感じられたが、これは先の「ひびきらぁめん」の極細麺の直後だからかも知れない。

また、後半、ニンニクとコショウを入れたところ、強烈な豚の臭みが多少消される感じになるとともに、分厚いコクがありながらも、非常に輪郭のシャープな旨さが出てくる。まさに「コクがあるのにキレがある」という感じだ。旨味もしっかりと効いている。
おそらく群馬県内では、濃厚背脂系の中においてトップクラスのインパクトを持つ美味しいラーメンだろう。チャーシューや玉子などの具は、基本的に「ひびきらぁめん」と同一のようだ。

食べ終えてからすぐは判らなかったが、食べてから15分もする頃、お腹の中で背脂のコテコテ感が「じんわり」「じんわり」と鳴り響いているのが判る。体積的、重量的なものではなく、脂肪的、カロリー的な物凄い満腹感に満たされている感じだ。まさに長らくお腹に「響く」ラーメンであった。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)










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