ラーメン&つけ麺食べ歩き
はっち
(神奈川県 横浜市)

店名 らーめん はっち(はっち)
住所等 神奈川県川崎市中原区木月1565 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2005年2月下旬 らーめん 630円



〜はっち〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店が見えてきました。
綱島街道沿いの黄色い看板が目印です。
東急東横線の元住吉駅から徒歩8分ほど。
日吉駅からなら12分位かな。






ステンレス仕様のメタリックな外観。
小窓には大きな寸胴が四本も並び、
道行く人にも仕込みの様子が見える趣向。






営業時間とメニューが貼ってありました。
夕方の部、ちょっと早く着き過ぎて少し待つ事に・・・。






ドアに貼られた貼り紙。
何よりも「マイペース」を大切にされているようですな。
( ´∀`)






6時半頃に再度訪れると、開いていました。
店内はちょっと変形したW字型のカウンター席。
凝った照明がカフェバー風です。






券売機です。
「つけ麺」がトップに来ています。
味玉50円は良心的ですね。
「らーめん」を購入。






券売機右横の壁面には
無数のパソコンのマザーボード?
「近未来」「サイバー」っぽい雰囲気ですな。
TVが点いていました。






ピカピカでメタリックな店内に
ピンクやイエローのソフトビニール人形・・・。
うーん・・・「シュール」な空間。






巨大な寸胴が4本も鎮座。
寸胴は外からも小窓を通して見えるようになってます。
ちょっとしたオブジェ&デモンストレーション効果ですね。










2005年2月下旬 らーめん 630円



パワフルな豚骨とカツオがガップリ四つに組んだ超重量級スープ。
素材密度が濃密に渦巻き、徹底して「濃厚さ」「上質さ」を追及している姿勢を感じます。
ちょっと「クドさ」もありますが、むしろそれがウリなのかも・・。
ともかく自身の目指すイメージに向かって「一切の妥協」をしていない印象。

濃厚スープに埋もれない麺や具のセレクションも実に秀逸。
手元の小さなスポットライトの光で食べるのもユニーク。

店主さんの「考え」「個性」がとてもよく伝わって来るお店ですな。









濃厚に炊き出した豚骨スープに、魚節と
オリジナルの味噌ベースのタレで味付けしたスープとのこと。
濃厚で「ドロ〜」とした口当たりはまるで「飲むヨーグルト」っぽい。
上質でありながら、しっかり「クドくて重いスープ」がテーマかな?






麺はユルーリ、ツルーリとして、すすり心地がイイです。
噛み締めると、明瞭な四角っぽさがあり、しっかりした歯応えを放って
濃厚スープにも全く負けていない感じ。




2005年2月下旬 らーめん 630円

川崎市にある超濃厚スープとサイバー調のユニークな店構えで話題のお店。
こちらのお店は夕方の部の開店時間が特に決められていない。実際、この日もちょっと早めにお店に到着するとまだ開いておらず、ちょっと時間をつぶしてから6時半頃に訪問すると、既に開店していて2名の先客がいた。
店内はステンレスやクロームなどの冷色系なメタリック色でレイアウトされていて、ほの暗い照明の中、スポットライトで客席を照らすなど、なかなか洒落たバーのような造り込みになっている。客席カウンターも結構複雑な形状であり、一部はちょっとした段差があったりもしている。

厨房には巨大な寸胴が4本も鎮座しているが、この寸胴は外からも小窓を通して見えるようになっていて、ちょっとしたオブジェ&デモンストレーション効果も発揮しているようだ。ドアには「本日は店主一人で・・・」と貼り紙がされていたが、たまたまなのか店員さんはお二人いらっしゃった。

登場したラーメンは、いかにも濃厚に乳化した豚骨スープに、豚骨から出たと思われる油が少し浮き、そして魚節とおぼしき微細な粉末が混じっていた。
レンゲにて一口飲んでみると・・・・「ドドドーッ」と素材の風味と旨味が口中いっぱいに一斉に流れ込んでくる。
風味的にはカツオの香りが強烈に目立つが、豚骨も負けじと思いっ切り主張していて、どちらも一歩も譲らない、まさに重量級レスラー同士の「力比べ」という様相だ。
かなりの重量級的インパクトに圧倒される感じであり、相当な素材の量を投入している事が判るスープであるが、きちんと一つの味にまとまっていて、上手に仕上がっているのには感心させられた。強力なキャラクターを放つ素材同士の「仲人役」として、塩味も適度に効かされているようだ。

数口飲むと、この濃厚で「ドロ〜」とした口当たり・・・・何かに似ているなと思ったが、まるで「飲むヨーグルト」っぽいトロトロ感であることに気付いた。
しかも、「濃厚版・飲むヨーグルト」を連想する口当たり、何と言うか、舌がスープの中を移動するのに、ちょっと重々しい抵抗がかかるほどなのだ。
ゼラチンのようなピトピト、ネチネチした感じが中心と言うよりも、長時間煮込んだ骨髄が次第に崩れてスープに溶け込んだような・・・「ドロッ」とした重さのあるトロミである。
ちょっと塩味が目立つかなとは思うものの、妙な添加物感や化学調味料感がなく、良質な素材感に満ちている「彫りの深い」「骨太な」スープというイメージ。

麺はユルーリ、ツルーリとして、すすり心地がいい麺である。しかし、真四角っぽさがしっかり感じられ、はっきりとしたハリとコシがあり、なかなか噛み締め甲斐がある強さを持っている感じでもある。エッジが立ち、ストレート感が豊か、はっきりした明瞭な口当たりなので、この濃厚スープに負けてしまうことがなく、スープをからめ過ぎることもなく、相性的には良いと思う。

チャーシューはバラ肉ロールタイプ。なかなか肉厚で、スープに浸すと脂身部分が溶け出し、肉の繊維が瑞々しく甦ってくる。食べてみると、ホックリ、サックリと心地よく歯が入り、素晴らしい肉の旨味が口中にあふれて来る。紛れもなく国産の上質生肉と思われる素晴らしい美味しさだ。
メンマは長めの穂先メンマ。歯を入れると「ザックリ」として歯切れ良く、シャクシャクする繊維感が生きていて、穂先ならではのデリケートな柔らかさとともに、実に小気味良い歯触りを持っている。一枚入る海苔もしっかりとした磯風味に満ちた海苔だ。
この重みのある濃厚スープに埋もれないようになのだろうか、麺も具も、しっかりとした個性と美味しさを付与されている印象だ。

食べ進むうちに、重みのあるスープに、舌の上に「コッテリ」と座り込まれたような感じを受け、後半になるとさすがにちょっと「クドく」感じられてくる。舌回りもちょっとベトベトしてしまう感じだが、何よりこの「コッテリ感」や「クドさ」が好きだと言う人もいると思うので、この辺のサジ加減はきっと店主さんの狙い通りなのだろうと思う。
タレはオリジナルの味噌ベースと言うことらしいのだが、その味噌の持つクドさも一役買っているかもしれない。

しかし、それほど「コッテリ」好きでない人にも、実はある「援軍」が見事に用意されていた。
このスープの濃度を絶妙に緩和する「茹でキャベツ」である。
数センチ角に切られ、軽く茹でられたと思われるこのキャベツは、シャクシャクする淡白な繊維感とほのかな甘さで、スープのクドさを見事に相殺し、絶好の舌のリセット役を担っている。淡色野菜に特有の爽やかな風味と清楚な舌触りが、まるで一陣の春風のように口中に清涼感を呼び起こしてくれるのだ。
ラーメンの具としては、それほど普及していないキャベツではあるが、このような濃厚で重めのトロンとしたスープとは非常に相性が良いと思う。

また、窓に貼られていたメニューや券売機のトップには「つけ麺」が書かれていた。最初はその真意を量りかねたが、食べ終えてみれば、この素材密度が濃厚に渦巻くスープを味わうと、確かにつけ麺の「つけ汁」向きだと思えた。麺がスープに入りっぱなしになってしまうラーメンだと、後半になってどうしても「重さ」を感じてしまうが、つけ麺なら、見事に「いいとこ取り」になる予感がする。
その辺を考慮して、お店としても「つけ麺」をメニュートップに持ってきているのではないだろうか。

麺や具を食べ終えて、あらためてスープを飲んでみると、やはり「ドロン」とした濃い口当たり、そしてブラックホールのような旨味の「密度」とその「重心の低さ」を感じさせられるグラビティ・テイストであるものの、しかし一方では、豚骨の臭みも上手に抑えられ、スープの塩辛さや化学調味料臭さのようなジャンクっぽさもなく、なかなか品良くまとめているスープである。
つまり、決して安直なインパクト狙いのラーメンではなく、紛れもなく「本物&上質」志向の「個性派」ラーメンである印象だ。

また、卓上ポットの中身は「冷水」であったが、このスープを前提に考えると、コッテリさを洗い流す効果のある「ウーロン茶」がとても良くマッチするように思えた。
実際、お店を出てからコンビニで買って飲んだウーロン茶がとても美味しく感じられた。


(麺は完食。スープは6割飲んだ。)










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