ラーメン&つけ麺食べ歩き
ごとう
(東京都 豊島区)

店名 麺屋 ごとう(ごとう)
住所等 東京都豊島区西池袋3-33-17 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2004年8月下旬 特製もりそば(中盛) 600円



〜麺屋 ごとう〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店は正面の白いビルの半地下にあります。
ちょうど自販機の左側の辺りですね。






普段は行列している事が多いです。
製麺用の小麦粉の袋が積んでありますな。






店内はL型カウンターのみ。
壁に沿って待ち客用の椅子があります。






券売機です。
すんごいメニューボタンの
多さですな (@Д@)






卓上メニューもあります。
同額のまま中盛にできますぞ。
特製もりそば(中)を注文。






営業時間。
一日5時間ほどの営業。










2004年8月下旬 特製もりそば(中盛) 600円




むやみに「濃厚」や「インパクト」や「パワフル」を追究することなく、
あくまで、とても「優しく」「食べ易い」つけ麺ですね。
うーん、こういうアプローチの仕方もあるんだなぁと思います。

みずみずしく「ライト」な麺、コクはあるのに「すっきり」したつけ汁、
一つの確立されたスタイルとして、見事なベストバランスを醸しています。
しかも、食後の確実な満腹感は、
「さすが」大勝軒のDNAを持つお店ですな。









動物系よりも魚ダシの比率がちょっと高い
意外に「すっきり系」のライトなつけ汁。
軽さのある麺と完璧な相性を見せてくれます。






プリプリとした感触で、柔らかめながらもハリがある。
あまり甘味を付けておらず、麺自体が「薄味」な印象で、
清清しい「軽さ」と「素直さ」がある麺。






チャーシューは厚めのモモ肉が2枚。
ちょっと「ミシッ」という感じのしっかりした歯応えがあり、
よーく噛み締めると、赤身肉ならではの
深い深い「タンパク質」の味わいが現出。




2004年8月下旬 特製もりそば(中盛) 600円

ご存知、東池袋大勝軒で修行された後藤兄弟さんお二人が営むお店。
普段はいつも行列だが、近くの大学が夏休みの時期なので多少は空いているかと想像し訪問してみた。しかし、店外にこそ列はなかったが、店内には7名ほどの待ち客がいた。
以前、訪問した時も思ったが、こちらのお店は大勝軒系列としては意外と女性客が多く、ほぼ4割位を占めている印象。

登場したもりそばの麺は、箸でつかむとプリプリとした感触で、柔らかめながらも、なかなかのハリがある。まずはつけ汁に漬けずそのまま食べてみると、意外にもかなり「ライト」な食味であり、麺の味が薄口というか、ちょっと水っぽさを残したような多加水系の軽い口当たりであった。あまり甘味を付けておらず、麺自体が「薄味」な印象で、実に清清しい「軽さ」と「素直さ」がある麺だ。
さらに、軽妙な「プリプリ感」と「ハリ」があるので、いくらでも食べられそうな美味しい麺である。カンスイ臭さや塩分感などは微塵も感じさせないのも好感。

つけ汁は、大勝軒と比較すると、かなり透明感が高くなっており、あまり動物系は濃くない様子。薄いゼラチン膜が張っている。
麺を付けて食べてみると、これがまた、軽さのある麺の印象と、実にぴったりと「呼応」するかのような「すっきり系」のライトなつけ汁である。大勝軒よりもずっと甘さや酸味が控えられており、タレ自体もやや控えめだろうと思うが、非常に「すんなり」と麺と汁が口に入って来て実に美味しい。どうやら、やはり動物系よりも煮干やサバ節などの魚ダシの比率がちょっと高いようだ。

この麺と、このつけ汁のコンビネーション・・・・むやみに「濃厚」を追究するのではなく、いたずらに「インパクト」や「パワフル」を強調する訳でもない。あくまで、とても「優しく」、とても「食べ易い」スタイルなのである。
うーん、こういうアプローチの仕方もあるんだなぁ・・・と思う。
この時点で、女性客が多い理由が何となく判った気がした。決して濃厚ではないが、これはこれで、一つの確立されたスタイルとして、見事なベストバランスを醸している。

つけ汁の中に入っていたチャーシューはモモ肉で、やや固く締まった肉質であり、決してジューシーではないものの、良く噛み締めると、赤身肉を茹でた深い深い「タンパク質」の味わいが口中にじんわりと広がってゆく。最近多く使われている肩ロースやバラ肉に比べると、ちょっとパサついているとも感じるが、ラーメンのチャーシューとして、こういった肉質が好きな「モモ肉派」の人もまだまだ多いと思う。
薄く味の付いたモモ肉の「微妙に慎ましい味わい」は、やはりラーメンの持つどこかしら郷愁的なイメージに最も相応しい気もする。半分入るゆで卵も当然のように「固ゆで」である。

最近のあれこれいじった一癖も二癖もあるようなちょっとあざとい味のつけ麺や、濃厚一辺倒でがっつりした食べ応えのつけ麺などとは、明確な「住み分け」をしているかのような、いかにも自然体のつけ麺の造りを感じる。
真剣勝負であるかのように息詰まって食べるのではなく、どこかしらに「ガス抜きの穴」を上手に開けてあるような、リラックスして楽しみながら気軽に食べられる美味しさだ。
しかし、それでいて、昼に食べたにもかかわらず、その日の夜9時頃まで全くお腹が空かなかったのにはかなり驚いてしまった。
やはり、「さすが」大勝軒のDNAを持つお店と思った。


(麺は完食。スープ割はせず。)











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