01ch グルメ食べ歩き
夢民 池袋東通り店
(東京都 豊島区)

店名 インド式カレー 夢民 池袋・東通り店(むーみん)
住所等 東京都豊島区南池袋2-11-5 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2006年5月中旬 エビエッグ野菜 Curry 820円




〜カレー 夢民 池袋東通店〜



2006年5月中旬 エビエッグ野菜 Curry 820円

今回は、都内でも屈指の人気を誇る「インド式カレー」店と、巷で評判の「夢民」池袋東通り店(豊島区・池袋駅or東池袋駅)さんを訪問してみました。

ちなみに「夢民」と書いて「ムーミン」と読みます。本店は高田馬場にあります。1975年創業で、既に30年以上が経っていますが、従来のカレーライスの概念を超えた、「創作系の絶品カレー」を食べられると大評判のお店なのです。
既に都内にも支店が数店舗展開され、こちらはその中の一つになります。


 池袋駅から徒歩6分ほど

池袋の東口を出て、ラーメンで有名な「二天」さんの方向へ歩く事、約6分ほど。
ちょっと裏通り風の場所ですが、比較的見つけやすいロケーションです。


 赤レンガ貼りのマンション1F

さりげなくオシャレな感じの店構えです。
カレー屋さんと知らないで見ると、パスタ店かコーヒーショップのようにも見えますね。


 店頭のメニュー

「夢民」のカレーは、インド式カレーと謳われていますが、実際は日本人の味覚や趣向に合わせてあるようです。
そして、複数の「具」をかなり自由に組合せて、好きなようにオーダーできることも特徴です。
そのうえ、「辛さ」の調節や、「盛り」の希望もできますので・・・・これらの組合せ次第では、本当に何百通りにもなりそうですね。


 営業時間と定休日

昼も夜も、場所柄か、比較的遅い時間まで開いています。
池袋とは言え周囲は繁華街ではなく、専門学校や予備校などが多いこともあり、日祝がお休みなのでしょう。


 店内風景

店内はほぼ外から見たとおりの広さです。
コテコテ本格的なインド式の飾り付けはなく、小ざっぱりとしたカフェ調のインテリアです。


 L型カウンターとスツール席

客席はL型カウンター席と、二人掛けのスツール席に分かれます。
会計は食後の手会計です。


 多彩なメニュー

卓上に置かれたメニューには多彩なカレーのバラエティが並びます。
一番の人気メニューは、「ベーコンエッグ野菜カレー」だそうですが、私は「ベーコン」があまり好きではないので、「エビエッグ野菜カレー」を辛さ「1 HOT」でオーダーしました。

ちなみに、私の後に入って来た推定年齢70歳位の男性は、「ご注文は?」と訊かれて、単に「カレー」と答えていました。店員さんから「種類や辛さをお選び下さい」と言われて、「・・・・・・。」と、無言でしばし面食らっていました。
確かに、カレーの種類が多いですね。初訪問ではあれこれ迷ってしまうかも知れません。


 おみやげ用のレトルトカレー

夢民のオリジナル・レトルトカレーが売られていました。
辛さ調整スパイスで、辛味の調節ができるようです。箱の花の模様が華やかです。


 薬味は三種類

卓上には3種類の薬味が置いてありました。
真ん中の玉ネギしか使いませんでしたが、玉ネギは水にさらしてあり、鼻にツンと来る独特の刺激臭を上手に消し去ってあります。
シャクシャクする歯触りとともに、良い感じで口中がリフレッシュします。



 「エビエッグ野菜 Curry」 820円

さて、いよいよ「エビエッグ野菜カレー」の登場です。

ルーは三分の一ほどが、予めライスにかけられて提供されます。ちなみに、こちらの「夢民」さんでは、注文が入る毎に、小鍋で具やスパイスを合わせ、一杯ずつ丁寧に調理をしています。
そのため、非常に「フレッシュ」な味わいですが、多少の待ち時間がかかるとともに、ルーと具の融合した「熟成感」を楽しめるタイプではないと思います。

ライスだけを少し食べてみると、「ワシワシ」と硬めの炊き上がりで、水っ気が少なく、飯粒が良く立っていて、やや「カパカパ」と乾いたドライな食感です。
しかし、サラサラの液状ルーをたっぷりと吸い込む前提で、この食感にチューニングされてるのだと思います。実際に、ルーとライスは相性的にも見事にパーフェクト・マッチです。



 流線型の白いカレーポット

カレールーは、可愛い白い磁器製のカレーポットに入れられて登場します。
ルーの保温にもなりますし、こういう演出はおそらく女性などに評判が良いでしょう。
そして、カレールーをライスへかける・・・・と言う、料理完成の最後の仕上げの「一手間」を客へ譲ること、「客を少しだけ調理に参加させる」ことで、食べ手の心理的な満足度がグーンとアップするようです。



 ルーを全部かけたところ

食べ初めてみると、結構ボリュームがあることに気付きます。

そのため「量」的には物足りなさはないのですが、「味」的には、ともかく、「舌に柔らかい」「体に優しい」・・・・「ふぅんわり」とした穏やかな味わいです。
何とも、「口当たりが穏やかで」「やさしい甘味があり」「サラッとした軽さ」のあるカレーです。

卵が「ふうわり・・・」と、タップリの空気を含んだように見事に半熟になっていて、辛さは「プラス1」にしたのですが、辛いイメージはほとんどありません。
カレーに強い「刺激」や「パンチ」を求める人は、「辛さ」調節を「4〜5 HOT」位にした方が良いかもしれません。

また、ラード感や化学調味料感がほとんどないので、舌に「コッテリ」とか「ガツンッ」と来るカレーが好きな人には、上品過ぎる味と感じられるかも知れません。
全体としては、「キャベツ」の甘味が「キーテイスト」に据えられているようです。

これが、もし「トマトエッグ」だと、おそらくはトマトの酸味がキーテイストになるのでしよう。
後口にはうっすら・・・・とニンニクのような風味がします。ただ、もしかしたら薬味で食べた生玉ネギの残り香だったのかも知れません。



 大振りのエビ

大振りのエビですが、プリプリと弾ける感じと言うよりも、どちらかと言えば「モグモグ」と弾力の控えめな歯応えで、香りや旨味もあっさりした感じです。
エビを油で「炒めた」のではなく、「煮た」からなのかも知れませんね。エビの旨味は、お湯の中へ流れ出やすいのです。
キャベツはしっかりと火が通っていて「シナシナ」とした食感です。後口に湧き立つキャベツの甘味が心地よいですね。



 ルーはサラサラタイプ

カレールーには小麦粉を一切使わない「サラサラ」の液状タイプです。そのため、ご飯にかけると具だけが残り、ルーはご飯の下に「濾過」されたような感じになります。
野菜の甘味だけでなく、もしかしたら砂糖を使っているとおぼしき甘味があり、それが隠し味になっていて、この「サラッ・・・」としたライト感とともに、ルーの口当たりを良くしています。

サラサラのルーなので、まるで具沢山のスープカレーのような食味にも感じられます。
そして、スパイス感が本当に極僅かに控えられているので、カレーと言うよりも・・・・・「野菜スープ」に、風味の補強として「カレー粉」を少し入れてみた料理・・・・・「カレー風味のエビ&野菜スープ」と言う印象でもあります。

塩分や油感もほとんど感じられず、スパイスも「極あっさり」で、まさしく「ヘルシー路線」まっしぐら・・・・と言う印象です。
いわゆる大量のスパイスや塩やラードや化調で、ギンギンのハードパンチャーに仕上げた「ジャンク」路線ではなく、極めてナチュラルで薄味の「素材の旨味を自然に生かす」路線・・・・・の味わいです。

以前に、他のメニューも食べた事がありますが、チキンカレーなどはもっと塩分も効き、ウスターソースのような酸味のあるソース味がして、ややスパイスも強くて、後でしばらくは舌がやや痺れた経験がありますが・・・・。
今回は、夢民独特のこのウスターソース風味も控えめです。たまたまのブレなのか、それとも繊細な「エビ」系は味を優しく仕上げるのでしょうか。



 「ライオネスコーヒーキャンディ」

食後の会計時に、「ライオネス・コーヒーキャンディ」を一つくれました。

舐めてみると・・・・立ち昇るミルクコーヒーの香りと味が鮮やかで、美味しいです。
まさしく「広がる味は〜 コ〜ヒ〜♪」ですね。

実は、こちらのカレーを食べ終わった後に、「ゆっくりコーヒーでも飲みたいな」と思ったのです。しかし、メニューにはありませんでした。
そこへタイミングよくコーヒーキャンディを頂けて、0円でコーヒーが楽しめた感じでとても満足できて、嬉しいですね。



(すべて完食)










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