01ch グルメ食べ歩き
みのや 東十条駅北口店
(東京都 北区)

店名 とんかつ店 みのや 東十条駅北口店(みのや)
住所等 東京都北区中十条3-17-4 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2006年2月上旬 チキンカツ定食 700円




〜トンカツみのや 東十条店〜



2006年2月上旬 チキンカツ定食 700円

今回は、都内でも屈指のコストパフォーマンスを誇る「トンカツ店」と、巷で評判の「みのや」(北区・東十条駅)さんを訪問してみました。

なんと、今時、わずか500円玉一枚で、「20cm級のビッグなトンカツ+大盛りライス+たっぷり豚汁」が食べられると大評判のお店なのです。


 とんかつの看板発見

東十条駅の北口改札から1分、細い路地に面しています。
奥へ真っ直ぐ進むと改札口です。


 東十条駅から徒歩1分

ご近所からの来客が多いのか店頭には自転車やミニバイクが並びます。
最近建替えたようで、近代的なビルの一階にお店はあります。


 活気あふれる店内

既にお昼過ぎの2時近い時間にもかかわらず、店内はほぼ満席でした。
あちこちの席で、「○○定食」「ご飯少なめで」・・・と、ご飯少な目オーダーの声が多く聞かれます。
中には登場した定食のライスを見てから、「ご飯減らしてくれますか?」と言っている人もいました。
やはり「かなり」の巨大ボリュームのようです。


 メニューと営業時間

卓上のメニューです。すごい定食の種類の多さです。
こちらのお店では「とんかつ定食500円」が有名なのですが、最近あまり食べていなかったチキンカツが目に止まったので、チキンカツ定食「700円」をオーダーしました。
ちなみにご飯は普通のままで・・・。


 広くて清潔な厨房

ご家族経営の雰囲気ですが、キビキビしていて接客はとても丁寧です。
ちなみに油の香りが店内にたちこめていますが、やや獣臭い感じでワイルドでパワフルな匂いです。
豚かつ・・・つまり大量の「豚」を、おそらくラードで揚げているせいだと思います。



 「チキンカツ定食」700円

さて・・・いよいよ「チキンカツ定食」の登場です。
オーダーをしてから6分ほどでの登場ですので、かなりスピーディーな調理ですね。

しかーし、登場してビックリしました・・・。

「えッ!? チキンカツが二枚!?」「これって・・・2人前!!??」

「こ、こんなにたくさん誰が食べるの!?」

ライスも思いっきり多めです。豚汁もドンブリに並々と注がれ・・・具もドッサリ。キャベツはもちろん、さらにマカロニサラダまで付いて来ます・・・。
一緒に写っている割り箸をもとに、チキンカツも、ライスも、豚汁も・・・大体の実物のサイズを想像して頂けるものと思います。
うむむ・・・この一食だけで一日分のカロリーを十分に補給できそうです。



 カツ二人前を食す喜び

なんと・・・・手の平くらいのチキンカツが、「ズドンッ!」「ズドンッ!」と、二枚重ねでご登場・・・。
どうやらこちらのお店では、チキンカツ定食はチキン「ダブル乗せ」になるようです。

素早い揚げ上がりから、おそらく高温の油で揚げているのだと思いますが、意外にも、衣の色はさほど濃くないですね。
いわゆるキツネ色にムラなくきれいに揚がっています。
ただ、包丁によるカツの切り幅がちょっと狭めな気もします。



 断面はこんな感じ

断面を見てみます。どうやら鶏の「胸肉」を使っているようです。
チキンカツと言うとニワトリの「胸肉」か「モモ肉」のどちらかが使われますが、柔らかく均質でサッパリ淡白な胸肉、筋肉質で味の濃いモモ肉・・・・いずれも良さがあり、好み次第だと思います。

食べてみると、カツは「ガリガリ」する硬めの衣で、客足の回転も考慮しているのか、かなり高温で揚げているようです。
チキンの肉質は素直で柔らかく、普通のチキンの胸肉という印象です。
しっとりしながら、サッパリしていて、歯触りがホックリしています。皮や脂身のブヨブヨ感がないのが良いですね。

ただ、最初にソースをかけずにそのまま食べてみたところ、やはり最初に感じたように、揚げ油が割と強めの独特なアニマル臭を放っていて、ややワイルドな香りに感じられます。
この匂いは、やや好みが分かれそうですが、ソースをさほどかけると気にならなくなりましたので、特に問題なしでしょう。ソースはウスターと中濃の二種類が用意されていました。
衣自体はラードで高温揚げしているせいか、硬くて「ガリッ」とした感じですが、後口は油でややベタッとした感じも残る口当たりですので、植物油もブレンドしているような気もします。

キャベツは水にさらしておらず、旨味はありますが、粗めに切られていて口当たりはワイルドです。
また、マカロニサラダが冷たくてとても美味しいのが印象的でした。
あえるのに使われた、うっすら甘味のあるマヨネーズの味がなんとも言えずノスタルジックで、きっとお店の手作りでしょう。すごく美味しいです。
次回からはマカロニサラダを単品でオーダーしたいと思いました。



 熱々の豚汁も超美味

トン汁は、かなりの熱々で、具もどっさり入っています。
具は豚肉とキャベツですが、豚肉の旨味とコク、キャベツの甘味がよく溶け出していて、やさしい味噌の風味ときれいに一体化していて非常においしいです。
昔の「札幌味噌ラーメン」のスープによく似た味わいです。
豚肉は薄切りされて、丸まって縮れていて、歯切れが優しく、鮮度の良い旨味です。
気持ちやや塩分濃い目ですが客層を考慮してのことでしょう。卓上の唐辛子を入れると辛味が加わって非常によく合います。

ご飯は銀シャリと言う感じでツヤツヤ、粒がきれいにそろって立ち、これまたかなり美味しいです。
炊き加減は硬すぎず柔らかすぎず絶妙で、旨味やモチモチ感も豊かです。このままでもオニギリにしたらかなりおいしそうです。
ただ、他の客のお皿を見たらダマになっている部分もありました。


食べていて気付いたのですが、それぞれ単品でも価格からは想像できない内容の豊かさですが、
チキンカツ、ご飯、トン汁・・・・この順番で繰り返し食べる始めると、本当に箸が止まらなくなくなってしまう美味しさが現出することです。
ソースの味がチキンカツにベストマッチし、温かなご飯の無垢な美味しさがカツを受け止め、トン汁の熱い汁がいい感じにカツの油をノドへ洗い流し込んでくれる絶妙な役目を果たしてくれます。

まさしく、究極の美味「三重奏」、これこそ「定食」ものの醍醐味でしょうね。
美味しいサラダやキャベツが絶妙な箸休めにもなっています。
量は多かったですが、ガツガツと無心に食べ進み、気が付けばすべて完食していました・・・。


食べ終わったときは、胃の容積的な満腹感だけだったのですが、食後一時間くらいするとズッシリ・・・・と「油」による「カロリー」的な満腹感が徐々に体を支配して来ます。
ううむ、さすが「ダブル」のチキンカツ・・・・消化するのにかなりの体力を使う感じです。

まさに「働く男達」の「めし」と言う感じです・・・。「ドカ食い」したい人にはパラダイスですね。
チキンカツもご飯も豚汁もサラダも・・・・実に下町らしい質実な美味しさに満ちあふれ、コストパフォーマンスもまさに「都内屈指」の豚カツ店と言えるでしょう。

「我こそは」と言う猛者の方は、定食に加えて、料理単品の追加やライスの「大」も頼めますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
おそらく想像を「遥かに超えた」満足感、満腹感になると思います。



(すべて完食)










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